インタビュー

「いもうとデスクトップ」ができるまで


毎年4月1日のエイプリルフールになるとImpress Watchが総力を挙げてものすごい大嘘ニュースで埋め尽くされたすごい企画を実行するわけですが、その中でも今年、あまりにもものすごいネタ度で注目を浴びたのがコレ。

窓の社 - 【NEWS】妹がリモートPCを操作する対話型の遠隔操作ソフト「いもうとデスクトップ」

ツンデレの割合をスライダーで操作するなど、妙に凝った設定が満載だったわけです。

今回、「AKIBA PC Hotline!」と「窓の杜」編集部取材の最後に、この記事を書いた張本人(窓の杜編集部員)に、この記事が完成するまでのエピソードを聞くことができました。
◆かくして「いもうとデスクトップ」は完成した
張本人(窓の杜編集部員、以下M):
最終的に対話型操作ソフトって形で行こうとは思っていたんですよ。「リモート」と「いもうと」をかけたネタをやりたいと言ったのは私ですが、対話型っていうのを提案してくれた人は別のスタッフで、彼自身は真っ当な人ですね。

GIGAZINE(以下、Gと省略):
あのグラフィックは誰が書いたんですか?

M:
それは知り合いのイラストレーターに頼んでやってもらいました。毎回イラストが必要なときに頼んでる相手ですね。以前書籍を担当していたころマンガ同人誌を作る本を手がけたことがあるので、そちらのつてを頼る手もあったのですが。

窓の杜編集長(以下、Iと省略):
多分インプレスでは初だよね。ああいう萌え系の本にしろ、今回の「いもうとデスクトップ」にしろ…。彼が窓の杜に来たので、いわゆるそれ系というか、萌え系みたいなのは、ちょっと増えつつある感じはしますね。彼はもうめちゃくちゃ萌え系でコミケ大好き。この前は、夏の休刊日がコミケに合わせて設定されていて、びっくりしました。

G:
「いもうとデスクトップ」の記事はやっぱり、アクセス数はかなり多かったのですかね?

I:
凄かったよね。アクセスも凄かったし。

M:
ええ。あれはやっぱり全部の記事の中で1番でしたね。

I:
2ちゃんねるにもスレッドが立ってましたから。ふっとスレッドの一覧を見たら、なんか妹デスクトップっていうタイトルのスレッドがあって、なんじゃそりゃあと思って見たら、うちのサイトの記事じゃないか!と。自サイトを見る前に2ちゃんねるで知ってしまいました(笑)

M:
やっぱり今年のエイプリルフールネタの中でも、これが1番クルだろうとは思ってました。でも予想以上でしたね。もう結局そういうネタばっかりですよね、アクセスが多いのは…。本当にネットをコアに見てる人たちはやっぱりそういう人たちが多いので。それはそれでどうかと思ってるんですけど(苦笑)

I:
彼を見ていて面白いのは、うちの会社のスタッフって、色んな意味でまじめなんですよね。萌え系なんかもあんまり表だって扱ってきたわけではないんですよ。でも結局、彼だけが萌えの本を出したし、社内でも「萌えが好きですッ!」とカミングアウトしてるわけですよ。彼がココに入った当時に作った伝説がありまして、企画会議で「僕は2次元でないと萌えません!」と言い切ったらしいんです。それを聞いて、凄い人だなあ、と。

M:
いやいやいやいや、企画会議じゃなかったと思いますよ、いくらなんでも!飲み会か何かだったと思います、さすがに。

I:
いや、でも世代的に好きな人が多いですからね。その文化を知らないとまずいです、やっぱり。で、僕らは知らないとこがあったりするので、一生懸命知らないといけないわけです。彼は逆にいうと最初からそのセンスがある。彼のセンスがあるから、「いもうとデスクトップ」が生まれたわけですよ。

G:
アレ見たときにGIGAZINE編集部で思ったのは、あれ?窓の杜の中の人変わったんだ、求人募集したら新世代の人が来たんだ!って思いましたね(苦笑)。今まで過去にやってきた窓の杜のエイプリルフール版のネタ傾向と全然違うので、度肝を抜かれちゃって。2006年はどんな渋いネタで来るんだろう?と思ったら、渋いどころじゃない、完全に既存のお堅いイメージをぶちこわしてるよ!と。それを見て、ああ、今年は新生「窓の杜」になるんだって思いましたね。

M:
周りの状況的に許される状況になってきたかな、と判断したんです。たぶん1年前はともかく、2年前ぐらいだったらやっぱり窓の杜に期待されてるものとか、周りのネット自体の状況とかを考えるとまだ時期尚早だったかなと思ったでしょうね。

G:
ああいうエイプリルフール用のネタとかっていつ考えるんですかね。

M:
結構3月ぐらいからあわてて考えてますね。逆に直前まではあんまり浮かんでこないです。なので、ダジャレとか思いついたら即座にメモしておくんですよ。既に記事をまとめているフォルダで、来年のフォルダがありますね。


というわけで、本来の予定にはなかったのですが、うれしいことに「いもうとデスクトップ」ができまるまでを取材することに成功しました。ソフトウェアのことが好きで好きでたまらないという人は、窓の杜に就職するという道を考えてみるのもいいかもしれません…。

次回、「全番組完全無料のパソコンで見るテレビ「GyaO」に行ってきました」…乞うご期待。

in インタビュー, Posted by darkhorse_log