ハードウェア

50テラバイトのDVDを開発


インド生まれでアメリカ在住の科学者Renugopalakrishnan教授の開発しているDVDは光に反応するプロテインで覆われており、これによって50テラバイトという大容量を格納できるそうです。

詳細は以下の通り。
Indian-born scientist developing coated DVD's that can make hard disks obsolete
http://in.tech.yahoo.com/060708/139/65pz8.html

シドニーで7月8日に発表されたこの技術は、微生物によって生み出されるプロテイン(要するにタンパク質)を層にするというもの。教授によると、この技術によってハードディスクやメモリが将来的には不要になるという。


この微生物は光を取り込んで化学エネルギーとすることができ、この仕組みによって一連の中間分子を基底状態に戻る前の独自の形や色に変換することができる。この中間生成物(既存のDVDの材質と置き換えられる物質)は数日、あるいは数時間しか今までもたなかったのですが、教授はこの微生物のDNAをいじくり、数年間はその状態を保ち続ける新種の中間生成物を作り出すことに成功したとのこと。この中間生成物の特性として、高温に強いというのがあり、テラバイト級でも格納できると見られています。

要するに基底状態というのが2ビットのゼロの状態であり、これを変化させることで記録できる、ということらしい。そのため、ナノメートル単位という非常に小さな間隔で記録できるわけです。これが大容量の秘密。

わかるようなわからないような仕組みですが、これなら将来的に登場すると言われている超大容量のハードディスクもバックアップできそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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