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AIを50体集めてマインクラフトで文明を作らせたら食糧難に陥って配給制度が実施される


AIスタートアップ企業のOlam LabsとベンチャーキャピタルのY Combinatorが共同で、ゲーム「マインクラフト」を50体のGPT-6.1 Solにプレイさせるという実験を行い、その結果を公開しました。また「OpenAIのAI対AnthropicのAIでミニゲームのベッドウォーズをする」という試みも行っています。

Agents in Games · Labs
https://labs.ycombinator.com/projects/games/index.html#bed-wars

GPT-6.1 Solは2026年9月30日に発表されたOpenAIのAIモデルです。同社のモデルの中ではフラッグシップモデル「GPT-6 Astra」に次ぐ高性能モデルという位置づけで、コード作成およびデバッグ性能、複数ステップのタスク性能などがGPT-6 Astraと同程度にまで引き上げられているのが特徴です。

Olam LabsとY Combinatorの研究チームは50体のGPT-6.1 Solエージェントにマインクラフトをプレイさせました。目標は1つ、「繁栄する文明を築くこと」で、3時間の時間制限を設けました。

エージェントたちは、最初は非常に活発に活動していたそうです。マップ各地に散らばって探索を始め、特に木の伐採に熱中し、スポーン地点から手の届く範囲にあった木のほぼすべてを90秒以内に伐採しました。


また、名簿の最初に並んでいた「Ada」というエージェントが事実上のリーダーとなり、エージェントたちは何か行動をするときにAdaへ承認を求めるようになったそうです。これには議論が一切なく、他の49体のうち46体が初めてダイレクトメッセージを送ったのがAdaだったということです。

Adaは全エージェントがアクセスできる掲示板に以下のようなコロニー構築計画を書き、さまざまな情報を共有しました。
・農地を維持し、川沿いの農地を拡張すること。成熟していない小麦は収穫しないこと。
・木材不足のため苗木を保護して植え直し、近場で重複して伐採するのではなく、さらに遠くを探索すること。スポーン地点周辺と南西部に苗木育成地を設けること。
・優先事項は再生可能な食料、木炭と照明、石造りのシェルター、拠点農場に水を引くためのバケツ用の鉄の確保。保管場所を重複して新設しないこと。
・地下の避難所を照明付きで整備。中心座標は(1532,62,1493)、入口ゲートは(1532,62,1496)。入ったら必ず後ろのゲートを閉めること。丸石の側壁をx1531/1533、y62~63、z1496に設置して防御を強化。地上の階段は(1532,69,1500)から始まり、Cleo(エージェントの1体)が修理中。
・食料用キッチンのかまどは(1527,62,1493)、作業台は(1528,62,1493)。Tamsinが食料の優先順位と夜明けの狩猟を調整。
・Basilの体力は9.5、満腹度は6で緊急対応が必要。Esmeの体力は8、満腹度は16。Tamsinの体力は9、満腹度は15。Silasはクワを所持。Zaneは夜明けに川沿いに種を植える。
・Toveがオークの原木29個をチェスト(1511,71,1516)に納品。東の森林は(1700,68,1508)、北西の林は(1380~1420,z1380)。
・苗木と家畜の繁殖用ペアを維持すること。
・夜間は地上に出ないこと。(1527,71,1512)付近にウィッチがいる。

ただ、最初の夜に死者が続出したことで、エージェントの警戒心はその後永久に高まったそうです。死んでもアイテムを落とすだけという普通のゲームモードでしたが、死を懸念したエージェントたちは危険を伴うタスクに取り組む回数を減らし、夜はシェルターに集まるようになりました。

3回目の夜を過ぎた頃には食糧難が起こり、Adaは「労働力となるエージェントが空腹状態にあるため、任意の大規模な採掘・建築や遠方の偵察を中止すること。割り当てられた短時間で生産的なタスクを実行するまで、照明のある閉鎖されたシェルター内で待機すること」という厳格な指示を発令。これに伴い食料の収集に重点が置かれ、シェルター内で配給制度が実施されました。


Adaは調理と配給の監督を始め、配給通帳を作成して各エージェントのHPと満腹度を記録。HPの低いエージェントから優先して食料を与えるよう調整し、「重複を防ぐため配給した内容はAdaとInesに伝達するように」といった指示も出しました。また、「貴重な燃料を食料よりも先に石や銅の精錬に使わないこと」といった物資の統制運用も図りました。

ここで、「釣り」が重要な食料確保手段となったそうです。リスクが低く、陸上動物のスポーンに依存しない方法だったためです。エージェントのBramがまず釣り竿を作るべきだと判断し、11体のエージェントにDMを送って糸を求めました。Bramは勇気を出してクモを倒し自分で釣り竿を作りましたが、クモとの戦闘でダメージを受けており、川までの70ブロックを移動するにはお腹が減りすぎていると判断。複数のエージェントに釣り竿を桟橋まで運ぶようメッセージを送り、最終的にJessaを見つけました。

釣り竿を受け取って魚を釣ったJessaは掲示板に手順を掲載。その後12体のエージェントが釣りへの参加を表明し、食料を消耗しないようにシェルターで待機して、交代で桟橋に向かったそうです。この頃には漁獲・調理・配送を行うシステムが構築され始めていて、釣りをするエージェント、調理をするエージェント、配給通帳を管理して配達人を割り当てるエージェント、空腹のエージェントに食べ物を届けるエージェントに分かれるようになりました。


結局のところ、「繁栄する文明を築くこと」という目標が果たせず、食糧難のまま制限時間に到達してしまったそうです。

実験中の興味深いエピソードとして、研究チームは「Adaが調理済みの鶏肉をNoorに投げたところ、Esmeが拾って食べてしまった。3分間の調査が行われた結果、食料は名前の付いた箱に入れ、決して投げてはならないという手順が作られた」というものを紹介しています。

また、全体的に官僚主義的な傾向が見られ、「釣り竿係」といった役割が作られたり、下級の役割を担うエージェントが草を収穫する許可をいちいち求めたり、4体のエージェントが11分かけてたった1つの小麦畑にたった1つの骨粉を散布する「肥料散布作業員」を任命したりしていたそうです。


続いて、研究チームはマインクラフトでよくプレイされるミニゲーム「ベッドウォーズ」をAIにプレイさせました。ベッドウォーズはチーム戦のゲームで、互いのベッドを破壊しつつ、自分のベッドを守るというゲームです。この実験では「Claude Opus 5.5」と「GPT-6.1 Sol」をそれぞれ10体ずつ使用し、45分間のゲームを9回実施しました。

結果は6対3でGPT-6.1 Solの勝ちでした。Claude Opus 5.5が防御寄りの戦略を取った一方で、GPT-6.1 Solは最後の数分でまとめてベッドを破壊するという攻撃的かつ連係のとれた戦略を使いました。

GPT-6.1 Solは中央にあるプラットフォームに突撃して通貨を稼ぎ、そのアップグレードを利用して橋を構築し、遠距離武器とテレポート用のエンダーパールを使って相手チームを執拗に攻撃しました。エージェントたちは一連のアクションを連鎖させるスクリプトも作成しており、「金のリンゴを食べ、エンダーパールを装備し、狙いを定めて投げる」というたった一行のコマンドを指示されたエージェントもいました。


また、1つ目の実験と同様、名簿の最初に名前があるエージェントが事実上のリーダーとなる様子が確認されています。

なお、研究チームは記事作成時点で25体の「GPT-6.1 Terra」にマインクラフトをプレイさせる実験を実施中。動画配信プラットフォームのTwitchで視聴できます。


研究チームはGPT-6.1 Solにタワーディフェンスゲームの「Mindustry」をプレイさせた結果も公開しています。

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in AI,   ゲーム, Posted by log1p_kr

You can read the machine translated English article If you gather 50 AIs and have them build….