「ゴリラガラス5」登場、スマホの落下に対する保護性能が大幅にアップし傷やヒビが入りにくい超強化ガラス

スマートフォンやタブレット製品だけでなく、スーパーカー「フォードGT」に採用されるほど強度が高く、丈夫なディスプレイの代名詞になっているゴリラガラスの最新製品「Gorilla Glass 5(ゴリラガラス5)」が正式に発表されました。新型のゴリラガラスはモバイル機器で誰しもが抱える落下破損に対する保護性能が大幅に向上しています。

Gorilla Glass 5 | Corning Gorilla Glass
https://www.corning.com/gorillaglass/worldwide/en/glass-types/gorilla-glass-5.html

Corning Unveils Corning Gorilla Glass 5
https://www.corning.com/gorillaglass/worldwide/en/news/news-releases/2016/07/corning-unveils-corning-gorilla-glass-5.html

コーニング、Corning Gorilla Glass 5を発表
(PDF)https://www.corning.com/content/dam/corning/microsites/csm/gorillaglass/Media/Documents/Japanese/Gorilla_Glass_5_News_Release_J.pdf

ゴリラガラス5はタッチ感度や耐傷性を保ちつつ、落下に対する保護性能が向上しており、その詳細は以下のムービーを見ると一発で理解できます。

Corning® Gorilla® Glass 5: Taking Tough to New Heights - YouTube

ゴリラガラスは40社を超えるメーカーに採用されており、搭載しているデバイスの数は45億台以上。

多くのデバイスに採用されている理由の1つは、ゴリラガラスの強度や耐傷性です。

カギやコインなどによる傷に対する耐性が高く、ねじ曲げても折れない強度は競合製品をよせつけないレベルになっているとのこと。

保護性能が高いことに加えて、ゴリラガラスは透明度も高く写真やムービーをきれいに表示可能。

タッチ操作による高いレスポンス性もゴリラガラスの特徴の1つです。

2014年11月に発表された「ゴリラガラス4」は、従来の耐傷性や強度に加えて落下破損に対する保護性能が大幅にアップしました。

スマートフォン所有者の実に85％以上が、過去1年の間にスマートフォンを落としたことがあり、3回以上落としたことがある人の割合は55％。さらに3回以上落としたことがある人の60％は肩から腰の間の高さから落としたそうです。

落下破損はユーザーからのフィードバックの中でも最も指摘が多い問題の1つであり、ゴリラガラス4は落下破損に対する保護性能を高めるべく、約1mの高さから固いアスファルトに落とす落下試験を行い、競合製品と比べて耐衝撃性が強化されていました。

新しく登場したゴリラガラス5は、ゴリラガラス4と比べて落下に対する保護性能がさらにアップ。女性が自撮りしているときに……

手からスマートフォンが落ちてしまいます。

ディスプレイからアスファルトの上に落下。女性の頭くらいの高さからアスファルトにたたきつけられると、従来の製品であればよっぽどのことがない限りヒビが入っているはず。

しかし、ゴリラガラス5には傷一つついていません。

ゴリラガラス5は最大1.6mの高さから落としても大丈夫なように設計されています。

落下試験では1.6mの高さから……

粗い表面に落とすテストが行われ、その80％でゴリラガラス5は破損しなかったとのこと。これは競合製品を大幅に上回る数値であり、ゴリラガラス5は競合製品と比べて最大4倍の耐久性を実現しているそうです。

ゴリラガラス5のプロモーションムービーは以下のムービーから確認可能です。

Tough on Impact – A Digital Journey Inside Corning® Gorilla® Glass - YouTube