壊れないという売り文句のUSBケーブルが本当に壊れないかどうか破壊しまくるテストをしてみた

スマートフォンの充電に使用するLightningケーブルやMicro-USBケーブルは、時間と共にヨレヨレにへたってきて、断線したり中の線がむき出しになったり、さらには飼い犬にガシガシケーブルをかまれてしまうということもあります。そういった問題をものともしない「頑丈さ」を取り柄にしたスマートフォン充電用のケーブルは複数販売されていますが、「本当に壊れないのか？」ということでさまざまな工具を使って破壊しまくるムービーが公開されています。

Destroying the "indestructible" Titan cable - YouTube

ムービーで耐久度を検証されるのは[Fuse]ChickenのTITANシリーズ。同シリーズのUSBケーブルは、高張力鋼(ハイテン)を2層も使った工業グレードの頑丈さを持つケーブルで、「地球上で最も頑丈なケーブル」という謳い文句のもと販売されています。

TITAN | The Toughest Cables on Earth – [Fuse]Chicken
http://www.fusechicken.com/collections/titan

これがTITAN。

TITANのパッケージには「Virtually Indestructible(事実上破壊できない)」と書かれています。

実際、ケーブルを販売する[Fuse]ChickenはTITANを車で踏んづけたり……

木にぶら下がったり……

チェーンソーでカットしようとするものの、いずれの方法でもケーブルを破壊することはできない、というムービーを公開しています。

[Fuse]ChickenがTITANケーブルを破壊しようとするムービーは以下のもの。確かにさまざまな破壊行為にTITANは耐えています。

Titan - The Toughest Cable on Earth - YouTube

しかし、例えば以下のシーンで使用しているチェーンソーは「刃がついていないのでは？」ということで、海外ニュースメディアのThe Vergeは独自に破壊テストを行うことにした模様。

さっそくTITANケーブルを用意して……

思い切りケーブルで結び目を作ります。

何重にも結び目を作ったケーブルで……

iPhoneを充電します。

「確かに従来のケーブルよりもはるかに頑丈で、さらにケーブルをスタンドとして使用することも可能」とのこと。

さらに、ケーブルに食べ物を巻き付けて……

犬にケーブルをガシガシかじってもらおうとしますが、上手に食べ物だけを食べられてしまいました。

続いて剣を持った男性が……

思い切りTITANケーブルに斬りかかります。

ケーブルを切断することはできなかったものの、思い切りへこみます。もちろんケーブルは使用不可に。

次はグラインダーを使ってケーブルの切断を試みます。

少し削っただけで、表面のハイテン層がほつれてきているのがわかります。

さらにグラインダーを当てると……

ケーブルを固定するのに使用していたテープがはがれ、TITANが吹っ飛びました。

ケーブルを切断することはできませんでしたが、使用不可能な状態にまで破壊することができました。

続いて、より専門的な工具を使用してTITANの破壊に挑みます。

まず取り出したのはカナヅチ。

これでケーブルをトントン叩きます。

何度も叩き続けるとケーブルがバチンと切れました。

その他、さまざまな工具を使用してTITANケーブルを破壊しまくる男性。

さらに、ペンチでケーブルを切断することも可能なようです。

加えて、端子部分にも容赦ない破壊を施し……

「破壊できないわけがない」と言わんばかりに破壊の限りを尽くしてムービーは終了します。

さらに、海外のニュースサイト・Ars Technicaでは、防弾チョッキなどに使用される高強度繊維のケブラーを使用したUSBケーブルZUS Kevlar Cableが、銃弾に耐えられるのかどうかを検証するムービーを公開しています。

Ars shoots "bulletproof" Nonda cable | Ars Technica - YouTube