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Windows 10では著作権侵害行為に関する情報が外部に送信されているという疑念の声


Windows 10ではプライバシー関連オプションの多くがデフォルト設定でONになっており、プライバシー侵害を懸念する声が一部のユーザーから上がっています。そんな中、アメリカの巨大掲示板redditで、ファイル共有ソフトBitTorrentなどのユーザーが「Microsoftは著作権侵害を取り締まる企業に著作権侵害に関する情報を送信、共有している」と書き込んだことが波紋を呼んでいます。

iTS bans users using Windows 10? : trackers
https://www.reddit.com/r/trackers/comments/3hhtgy/its_bans_users_using_windows_10/

Torrent Trackers Ban Windows 10 Over Privacy Concerns - TorrentFreak
https://torrentfreak.com/torrent-trackers-ban-windows-10-over-privacy-concerns-150822/

Windows 10 privacy paranoia leads to ban from private pirate torrent trackers | Ars Technica
http://arstechnica.com/information-technology/2015/08/windows-10-privacy-paranoia-leads-to-ban-from-private-piracy-torrent-trackers/

Windows 10にはWi-Fiパスワードの自動共有機能「Wi-Fi Sense」など、プライベート情報を共有したりクラウド上に保存したりすることで利便性を高める仕組みが取り入れられています。しかし、これらの機能は便利さと引き替えにプライバシー侵害になりかねないものだと一部のユーザーから指摘されており、デフォルト状態でONになっているプライバシー設定の見直しを推奨する動きもみられています。

Windows 10におけるプライバシー情報の送信に関して、掲示板redditで、「Windows 10では著作権侵害に関する情報を取得して外部に送信する仕組みがある。外部送信する相手はアンチ著作権侵害ポリシーで名高いMarkMonitorである。このため、BitTorrentなどのファイル共有ソフト愛好家から、Windows 10は失格の烙印を押された」という内容の書き込みが行われています。


この書き込みによると、Windows 10はP2Pの利用情報について収集し、その情報をアンチ著作権侵害団体と共有するとのこと。このため、著作権を侵害するローカルデータを保存している場合、アンチ著作権侵害団体に情報が筒抜けになる、というわけです。

ただし、書き込みが指摘するMarkMonitorとMicrosoftがフィッシング詐欺予防のために提携していることは事実ですが、著作権侵害情報を共有するかについては明らかではありません。なお、Ars TechnicaやTorrentFreakなどは、Windows 10が著作権侵害行為関連情報を外部送信しているというファイル共有ソフト愛好家の懸念は「妄想的」だと評価しています。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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