空を飛ぶ前には機体にネコが潜んでいるかどうかよく確認せねばならない
軽量飛行機でひとときの空の旅に出発したところ、なんと離陸後に翼部分に忍び込んでいたネコがひょっこり現れ、必死になって機体にしがみついているところを収めたムービーが公開されています。
Remove cat before flight - YouTube
ムービーはフランス領ギアナの飛行場で、軽量飛行機が滑走路で徐々にスピードを上げつつ走っているところからスタート。左側の男性がパイロットで、超軽量動力機(ULM)専門のフライトクラブ「Club ULM 16-34」のメンバーとのこと。
機体がふわっと地面から浮き上がります。
ぐんぐん高度を上げていく飛行機。ここまでは普通のフライトと何ら変わりありません。
しかし、突如として画面右上に黒い物体が出現。
正体はなんとネコでした。
しかし、飛行機に乗っている男性と女性は全くネコに気づかず、眼下に広がる雄大な景色を眺めています。女性はフライト初体験で、ニッコリほほ笑んだりゲラゲラ笑ったりと、かなりテンション高め。
すると、ネコが座席の方へ近づいてきて……
翼のスキマからネコパンチ。
ここでようやくパイロットの男性がネコの姿に気付きます。男性は目を見開いてビックリ顔。
あまりにも衝撃的な光景に、思わずネコを二度見してしまう男性。ネコもうっかりはるか上空に連れ去られてしまい、鳴き声を上げて助けを求めているようです。
ネコを助けるべく、管制塔と無線でやりとりしながら進路を変更して滑走路へ引き返します。
ここでようやく女性もネコの存在に気付きました。動画では風切り音が大きいため会話の内容は聞こえないのですが、男性はネコを見つけた際、「ネコに触ってはいけない。自分の体もなるべく動かさないように」と女性に注意したそうです。これは「人間が動かなければ、ネコは翼のスキマで動かずにじっとしているはずだ」と考えたからとのこと。
機体は滑走路に向かって高度を落としていきます。ネコは強い風を受けて、体が飛ばされないように飛行機のフレーム部分にしがみついています。
着陸直前までネコがじっと座っているのを見て、男性はホッと一安心。
顔を見合わせる女性とネコ。通常であれば20分程度のフライトを行うところ、思わぬハプニングのため3分弱でフライトは終了。
男性は大急ぎでシートベルトを外して……
ヘッドセットも外します。
女性は地上の仲間たちに向かって、「見て見て!ネコが飛行機に隠れていたわ!」と興奮気味。
そして男性がネコを救出。
すると、先ほどまで微動だにしなかったネコが、自力で機体を抜けだし……
ぴょん、とジャンプして去っていきました。
パイロットの男性によると、ネコは翼の上ではなく翼と翼のスキマに忍び込んでいたそうで、もしも飛行中にネコが翼から座席へ飛び移っていれば、ネコも人間もケガをしていたかもしれないとのこと。男性は「一体いつネコが機体に入り込んだのか分からない」とコメントしています。なお、予期せぬフライトを体験したネコはその後も元気に過ごしていて、クラブのマスコットとしてメンバーに愛されているそうです。
・関連記事
フロリダの家から行方不明になった猫、1800kmを旅してテキサスで発見される - GIGAZINE
死んだ愛猫をフライングキャットマシンとして弔うアート - GIGAZINE
躍動感あふれるジャンプするネコたちの写真いろいろ - GIGAZINE
見事なジャンプを見せてくれている猫の写真いろいろ - GIGAZINE
船乗りたちに幸運と安全、そして勇気を与えてきた「船乗り猫」 - GIGAZINE
アクセスするだけで愛くるしいネコたちのムービーが流れまくる「Evercat」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 乗り物, 生き物, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Before flying in the sky, we have to con….