4K撮影に対応したPanasonicのミラーレス一眼「LUMIX GH4」はGH3の正統進化形
Panasonicのデジタルカメラ・LUMIXシリーズの最新機種「DMC-GH4」は4月24日(木)の発売から予約・注文が殺到して生産が追いつかない状態に陥った人気の機種。その人気に応えるだけの製品となっているのかどうか、購入したカメラが届いたのでじっくり眺めて触ってみました。
DMC-GH4|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic
http://panasonic.jp/dc/gh4/
注文のタイミングが遅れたため、順番待ちの結果、GH4が編集部に届いたのは最近のこと。GH3の箱はシルバーでしたが、GH4の箱はブラック。
パカッと開けるとまずは保証書や取扱説明書などが登場。これらをかき分けて……
ようやく本体と対面。外観はGHシリーズに共通したスタイル。
背面には大きめのアイピースと、その下にGHシリーズではおなじみのバリアングル液晶。
ボタン類は右手で操作できる位置に集中配置。
天面左側にドライブモードボタン(単写/連写/オートブラケット/セルフタイマー/インターバル/コマ撮り撮影の切り替え)、右側にモードダイヤルがついています。
モードダイヤルの中央にはモードダイヤルロックがついていて、押し込むごとにロック・ロック解除が切り替わります。
ロックを解除しないとダイヤルが回せないようになっています。
底面にはバッテリーグリップの接点とインターフェースユニットの接点が隠されています。
左がGH4、右がGH3。装着しているレンズは違うものですが、モードダイヤルロック以外はほぼ同じ形であることが分かります。
ここからは撮影サンプル。写真に対する補正は行っていませんが、オリジナルファイルはサイズが3MB~9MBほどあるので、単純リサイズを行い品質90%のJPEGで保存しています。また、撮影時は基本的にインテリジェントオートモードを使用し、ISO・シャッター速度・絞りなどをカメラに任せています。
夜の阪神高速大阪港線。この写真はシャッター優先(1/4、ISO6400)で撮影。
遠くに見えるのは港大橋
GH3とGH4はほぼ同じような外観なのはすでにレビューしたとおりですが、大きく変化した点としてGH4は4Kに対応したという点が挙げられます。そこで、実際に4Kムービーを撮影してみました。YouTubeにアップロードしてあるので、再生時に右下の設定(歯車アイコン)をクリックし「2160p 4K」を選ぶと4Kで再生されます。
LUMIX GH4で撮影した阪神高速大阪港線の4Kムービー - YouTube
その他、これは京橋からOBP方面を見たところ。
大阪城京橋口にある肥後石。大阪城の石垣の中で2番目の大きさのものです。
ライトアップされた大阪城
大阪城の敷地内にしゃがみ込んでいた猫
GH4はその見た目からもわかる通り、GH3が正統進化したモデルだと言えます。何より大きなポイントは、これまでGHシリーズは新しいモデルが出るたびにバッテリーと充電器も新しいものになってきたため、GH2のバッテリーをGH3に使い回すということができませんでしたが、GH4はGH3と共通のバッテリー・充電器を使っているので、資産が使い回せる点。GH3の発売からは1年半ほどなので、GH3を買った人が今すぐに乗り換える必要はありませんが、各種互換アクセサリーはすでに出ているものが使えるので、純正アクセサリーにこだわらない人であれば、本体以外は安価に揃えることが可能。
現在、GH4はPanasonicのショッピングサイトであるPanasonic Storeでは取り扱いがありません。価格.comでは、記事執筆時点でボディのみが15万7998円から、高倍率ズームレンズキットが20万5362円からの販売となっていました。
価格.com - パナソニック LUMIX DMC-GH4 ボディ 価格比較
http://kakaku.com/item/K0000634963/
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