KDDI「au発表会 2013 Summer」会場から新機種・新サービスを実況中継→終了
2013年度夏の新商品・新サービス発表会「au発表会 2013 Summer」が5月20日(月)11時から開催されました。
au SUMMER SELECTION 2013|au
http://www.au.kddi.com/mobile/product/selection/
そんなわけで渋谷の会場に到着
地下2階へ
開始は11時からとなっています
2013/05/20 11:00
公式サイトにて、新機種・新サービスの情報が発表されました。
会場はこんな感じです
2013/05/20 11:09
田中孝司代表取締役社長が登壇、発表会が始まりました。
auの「3M戦略」、その第1弾がスマートパスポート構想
目指しているのは「あたらしい自由」
auの立ち位置は「お客さま視点」「革新」
「3M戦略を、誰もが実感できる価値に。」
今年、スマートフォンの普及率は5割を超えるとみられています。
2013/05/20 11:16
そこで「『使いこなす』をサポートするキャリアへ」と田中社長。
そのコンセプトは、スマートフォンを画面の中の世界に閉じた情報端末とするのではなく、もっと前へ進めたいということ。
3M戦略の第2弾は「スマートリレーションズ構想」。スマートフォンとリアルの生活のつながりと強化して、日常をよりシンプルに驚きのあるものに変えていこうというサービスイノベーション。
ということで、auの2013年夏モデルの発表がスタート。
ラインナップはこんな感じのイメージになっています
まずはXperia UL SOL22。秒間15枚&無制限連写、5.1インチのフルHDディスプレイ、音楽も高品質・高音質を目指しウォークマンアプリを搭載、外観はコンマ数mmまでこだわったデザイン。「auのこだわり」と書かれているとおり、「ぜひ触ってもらいたいモデル」と田中社長。
フォトレビューはこちら。
au2013夏の新機種「Xperia UL SOL22」速攻フォトレビュー
続いてはAQUOS PHONE SERIE SHL22。省電力のIGZO液晶と3080mAhのバッテリーを搭載しています。カメラのレンズはF1.9とスマホでは最高クラスの明るさ、起動速度も0.4秒と最速クラス。AQUOS PHONEは誰にでも好まれる、誰でも使える「ザ・スタンダード」のイメージがあり、それを裏切らないものになっているとのこと。
フォトレビューはこちら。
3日間バッテリーがもつ4.9インチIGZO液晶搭載「AQUOS PHONE SERIE SHL22」速攻フォトレビュー
3機種目は「URBANO L01」。キャッチフレーズはPremium but Friendly。バッテリー容量は2700mAhと大きいが、急速充電に対応していて140分でほぼフル充電可能。使いやすさのほか、デザインも手になじむフォルムになっていて、横幅・厚さ・重量はほぼ同じながら画面サイズを約4.7インチへ大画面化。
4機種目はHTCとauのコラボ機種、「HTC J One HTL22」。日常をドラマに変えるカメラ「HTC Zoe」は光の取り込み量をアップ・ノイズ量を低減したことで美しい写真を撮影可能。写真はシャッターを切る直前1秒から直後3秒まで撮影することで「ここが撮りたかった」という絵を撮ることができます。デュアルフロントスピーカー搭載&アンプ内蔵でクリアな音声を浴びるように楽しめます。アルミのフルメタルボディで「語りたくなるほどに本物」。オプションとして「HTC J One Mini」という子機があり、通話やショートメッセージの確認が可能。ハードシェルや6000mAhのポータブル充電器もアクセサリとして発売。さらにオーディオやフルセグチューナーも用意されています。
2013/05/20 11:33
スマートリレーションズ構想は実際のところどういったものなのか。その第1が2012年3月にスタートした「auスマートパス」。月額390円・追加料金なしでアプリ取り放題・ストレージ・クーポン&ポイントなどのサービスを提供。iOSでもサービスを拡張し、「ジブリの森」もスタートしています。
auスマートパスの位置づけは従来のコンテンツ使い放題とは正反対のものである、というスライド。
田中社長いわく、新しいauスマートパスには「アプリから生活へ」「PULLからPUSHへ」「提供から共創へ」の3つの側面があるとのこと。
「アプリから生活へ」の内容は「スマホとリアルな生活のリレーション強化」
「多くのパートナー企業様に賛同いただきスマホとリアルな暮らしのリレーション強化」を目指していく模様
具体例としては、ぴあとauとのコラボによる、auスマートパス会員限定のチケット先行予約など。
「PULLからPUSH」として説明されたのが「Simple&Luckyを実現するタイムラインUI」
個人に合わせて、ひとりひとりの毎日をSimple&Luckyにしてくれるもの。
3点目、「提供から共創へ」で挙げられたのは「auスマパス総会」。毎月テーマを決めて、ユーザから意見を集めて決めていこうというもので、投票結果や集まった要望への対応状況がリアルタイム報告されます。
auスマートパスは6月6日にリニューアル。
「HTC BlinkFeed×auスマートパス」はリアルな生活情報をホーム画面で自動更新
2013/05/20 11:54
スマートフォンの普及率が5割に届こうとしている現状があるわけですが、その一方、誰もが楽々使いこなしているわけではありません。KDDIの調べによると、「初期設定でつまずいた」という人は65%にも上ります。
「スマホの使い方をすぐに相談できる人がいなくて困った」58%
「スマホを使いこなせていない」52%
そこで「第3のスマート」となる「auスマートサポート」の登場
できるだけユーザーの要望に合わせ、スマホを使いこなせるようにというサポートメニューです。
サポートチームは専任で、使い方や初期設定からサポート。専用のフリーコールが設けられており、24時間相談が可能(23時~翌9時は事前予約が必要)。サービスは初月3150円、4ヶ月目以降は月額399円。
また、コールセンターではなく対面で相談したいという人のためには「スマホ訪問サポート」サービスも。日本全国どこでも自宅まで来てくれるとのことで、2013年11月からはスマホWEB教室も提供される予定となっています。
スマートフォンを購入する前に試してみたいという人のためには「スマホお試しレンタル」もあります。
auスマートサポートは6月6日スタート。
2013/05/20 12:00
発表会のまとめスライド、3M戦略第1弾は「スマートパスポート構想」
そして第2弾、「スマートリレーションズ構想」。
2013/05/20 12:16
ゲストトークには剛力彩芽さん、きゃりーぱみゅぱみゅさんが登場。
田中社長とのトーク風景
「♪のりのりのりかえる」という新CMに出てきたのりカエルのハンドマペットを装着したきゃりーぱみゅぱみゅさん
社長を中央にしたフォトセッション
きゃりーさん&剛力さん
二人揃ってアヒル口
2013/05/20 12:27
最後は質疑応答。回答者は田中社長、プロダクト企画本部 尾崎高士さん、カスタマーサービス本部 木村奈津子さん、新規ビジネス推進本部 繁田光平さん。
日経新聞:
「スマートリレーションズ」について。どうやってサービスの良さを実感してもらうのか。スマートパスはユーザーが600万人いるとのことだが、新規サービス開始でどれぐらいの数まで伸ばす予定か。スマートサポートはどういう人を対象として考えているのか、またサービス提供料金が高いのではないかと思うがどうか。このサービスはどれぐらいの利用者数を想定しているか。
田中:
どうやってアピールしていくのかについては、このあとテレビやいろいろな媒体を通じて良さを訴求していきたいと思っているし、記者さんに実機に触ってもらえば「これいいよね」と実感してもらえると思っている。数の目標は、現在600万となっているが、今年度末で1000万の大台に乗せたいと思っている。こういったサービスで600万というのは大きな数字だが、1000万まで増やし、その上に新たなサービスを付け加えていきたいと思っている。
サポートの質問については紅一点の木村さんから。
木村:
スマホサポートについて、ターゲットはこれからスマートフォンを使ってみたいと思っている方、使っているけれど不安を持っている方を対象にしている。特に定めてはいないが、40代~50代以上かなと思っている。サポート料金は確かに高めではないかと思われるかもしれないが、出張費や工事代なども含まれており、1対1で教えるサービスであるという点をメリットとして押し出していきたいと思っている。
田中:
木村は4月1日以前はau名古屋の店長をやっていて、いろいろなサポートを行ってきた上で「ぜひともこのサービスをやりたい」ということで、こういったサービスが生まれることになった。
フリーランス 神尾:
スマートサポート関連で2点。訪問サポートの対象はスマートフォンだけなのか、タブレットもなのか、auひかりなどのマルチネットワーク・固定系のサービスも含まれるのか。また、スマホ訪問サポートの実施は「1回あたり税込8925円」とあるが、時間上限はあるのか。ユーザーが分かるまでお付き合いする形なのか、それともどこか一定時間で区切るのか。
2点目。サポートを商品化することになるが、これまで名古屋や大阪の直営店やauショップでは無料相談に応じていたかと思う。今後、有料サービスと無料でのサービスはどう切り分けるのか。質問しても、有料サービスに入っていないと答えてもらえないのか。切り分け方法についてお聞かせください。
田中:
回答は木村のほうから。2点目については、どちらかといえばプレミアムサービスにしていきたいと思っています。
木村:
サポート範囲は「スマートフォンを使いこなすサポート」なのでそれがメインだが、オプションについてはタブレットの人でも加入できるようになっています。何を使っていて、何が分からないのかに応じるが、auひかりについては別に提供しているサービスがあるので、それとは切り分ける予定。時間は、カリキュラムがおおよそ1時間を想定した内容になっているが、お客様の理解次第で伸びることも早まることもあると思う。ここについては1対1なのでやれることもあるかなと思う。
ショップでのサポートは今まで通りやっていく。今すぐにサポートが必要だという人については、電話すれば24時間対応しますよということになるかと思う。
Q:
4G LTEの100Mbpsについて、サービスエリアは四国の一部とのことだが、拡大計画についてはどのようになっているか。また、トリプルバンドについては全機種で対応していくのか。
田中:
100Mbpsサービスというのは、帯域を15Mにして四国でスタートしているもの。順次広げていくつもりなので、期待していただければと思っている。Android系についてはこれからトリプルバンドに対応する予定で、さらにハイスピード化を進めていく。カテゴリ3の端末だと上限速度は100Mbpsだが、ネットワークは112.5Mbpsまで対応していて、150Mbpsを目指していきたいと思っている。対応端末については秋以降、楽しみにしていただければ。
Q:
拡大予定の数字目標などは?
田中:
今、手元に資料がないが、帯域を使うのでトラフィックの少ないところから広がっていく予定。ネットワーク的には対応しているが、帯域を開けていかなければいけないため。
ケータイWatch 津田:
スマホ使う人が50%まで増えてきているということだが、端末ラインナップを絞った理由は?また、フルセグ対応などが出てきているが、他社との競争ポイントは?
田中:
端末は厳選させていただいた。これから1年かかって、全体でどちらかといえば厳選していく方向で考えている。今回の端末はそれぞれに特徴あるものなので、ぜひともトライしていただければ。
フルセグの件について、今回、我々はフルセグを入れていません。紹介したとおり、アクセサリとしてチューナーをつけている。家で見るときはそっちの方がいいんじゃないかなと思っている。今後のことも考えているので、全体でバランスを取り、今回はアクセサリという位置づけ。他社との差別ポイントについて、時代がだんだんと「スマホを使いこなす」というところに来ていると思う。大事にしているポイントは使いやすさで、それは大画面でも持ちやすいというのがベースにあり、サービスを通して使ってもらって、「スマホを買う」時代から「スマホを使う」時代に移っていく、それをしっかり訴求していきたい、ということを我々は提案させていただいたということで、ご理解賜れば。
津田:
夏モデルは端末を厳選し、秋冬でラインナップを厚くするということか?
田中:
秋冬は秋冬でいろいろと見ていただければ。
朝日新聞:
春モデルは厳選したという話だが、それでも十分だと考える理由、それでも戦えると思う理由を詳しくお聞かせください。初心者向けサービスに力を入れているが、それに関連して、なぜここまで従来型ケータイのユーザーに対してスマホに乗り換えて欲しいのか。シニア中心に、初心者が使いたいというコンテンツにはどのように力を入れているのか。従来型ケータイの位置づけはどう考えているのか。
田中:
「この4機種で十分なのか」ということだが、十分だと思っています。全体のバランスを考えてこの4機種になっていて、それぞれに特徴は出ているので、「これでいいかな」と認識している。
2つめ、初心者について。スマホユーザーが5割に達するとお話ししたが、おそらくこのあと、スマホを利用する人は8割ぐらいまで増えるとみている。その中でこういうサービスを開始したのは、スマホに慣れれば新しい発見や楽しみがあるのに、初期設定が上手くいかなかったり使い方がわからなかったりで飽きてしまう人がいるから。それはもったいないと思う。CMで言っているが、そういう人に、ぜひとも楽しみをお伝えしたいし、我々が使い方を教えたいと思っている。そういう思いからできたサービスです。
フィーチャーフォンが入っていないことについては、出さないということではなく、秋以降にまた出てきますので、楽しみにしていただければ。
初心者向けコンテンツは、自社向けUIを入れるなど、フィーチャーフォンからジャンプアップしなくても使いやすいものを入れている。尾崎君に補足してもらいます。
尾崎:
URBANOではスマホで使うリスト表示とフィーチャーフォンで使うデータ表示を搭載していて、これまで通りにお使いいただけるようになっています。
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