マリオカートでのアイテム使用をRFIDでリアルに実現するとこうなる
マリオカートを現実世界でも楽しむ試みは、ショッピングセンターに乱入してバナナを強奪したマリオをはじめ、いくつか行われていますが、アイテムの「キノコ」を獲得したときのスピードアップまで再現したリアルマリオカートが登場しました。
Real Life Mario Kart - Waterloo Labs - Episode 07 - YouTube
これは、サイエンス&エンジニアリングの研究を行っているWaterloo Labsが開発したもの。
マリオカートを楽しむ2人の男性。「現実でもやりたいよね」ということで、このプロジェクトはできたようです。
カート自体に変わったところはそれほどないようですが……
カートを制御するためにCompactRIOが搭載されています。
使用できるアイテムはこんな感じで、キノコだとスロットル制限が解除されてスピードが出せるようになる、赤い甲羅を食らうとブレーキがかかりステアリングがロックされる、などの効果を受けます。
その効果を実現するのがRFIDです
RFIDの小さなチップをアイテムに内蔵することで、キノコを獲得した人がアイテムを使用するときに無線でサーボモーターが動いてスロットル制限が解除される、というゲーム内と同じ効果を再現しています。
実際にレースを行ったところ。
アイテムは箱に入れてつるされていて、それを手で掴んでいきます。
バナナの再現方法はフランスのコメディアン、レミ・ガイヤール氏と同じ形に。実物がある以上は、誰がやってもこうなるようです。
こちらはスターを獲得。他人のカートにはブレーキ&ステアリングロック、自分のカートはフルスロットになるという、ゲーム内と同じく強力な仕様。
現状ではアイテムを取るときに両手をステアリングから放す必要があってちょっと危険ですが、ここさえ解決すれば「リアルマリオカート」はほぼ完成したと言えるのではないでしょうか。
クッパ城やレインボーロードといったステージの再現は難しそうですが、万人が納得するレベルの「リアルマリオカート」もそう遠くなさそう。
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