出前一丁のまぜそばや特盛りチキンラーメンなど定番をアレンジした新商品試食レビュー

日清のロングセラー商品である「チキンラーメン」「出前一丁」「日清やきそば」を若者向けにアレンジしたという新商品3種が発売されていたので、さっそく全種類買ってきて食べてみました。

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最初は「でかっ!チキンラーメンカップ」（税込195円）

通常サイズの「チキンラーメンどんぶり」の麺の量は80gなのですが、こちらは「でかっ！」と銘打つだけあって、120グラムと大盛りになっています。

3種のうち唯一大盛りサイズではない「からっ!出前一丁まぜそば」（右）と並べてみました。明らかにチキンラーメンの容器の方が高さがあります。

1食あたり562kcal

原材料名は油揚げめんに使われている小麦粉や植物油脂、そして具となる卵、味付鶏肉など、あまりベーシックなチキンラーメンと大差ない印象。

チキンラーメンには麺に味がついているので、小袋は「かやく」のみとシンプルな構成。

お湯を入れ、3分待ったら完成。

夏場の食欲をそそるためか、輪切りの赤唐辛子が散らされています。

はっきりと見た目に分かる赤唐辛子ですがそれほどピリピリと辛いわけでもなく、全体の味としてはチキンラーメンを大味にした感じ。やはり量が多いせいか、ちょっと普通のものよりもざっくりした味わいになっていました。「太めん」という商品名の通り、麺は食べてみると見た目とは裏腹なうどんのような食感で、本家チキンラーメンよりどん兵衛に近づいているような感じ。ただ普通のチキンラーメンよりはかみごたえがあるため、満足感はこちらの方が高いような気はしました。一気にずるっとすすって食べるというよりは、もぐもぐとかみしめつつ食べるような人におすすめです。

続いて、「からっ!出前一丁まぜそば」（税込195円）

出前一丁と言えば仕上げに入れる「ごまラー油」が味の決め手ですが、このまぜそばには辛口のごまラー油が使われるとのこと。

フライドガーリックや揚げ玉、味付メンマなど、ノーマルの出前一丁とはかなり趣の異なる原材料名。

カロリーは1食あたり517kcal

フタを点線部分まで開けて中身を取り出します。左から「辛口ごまラー油」「粉末スープ」「かやく」「ふりかけ」と、普通のカップラーメンや焼きそばと比べて小袋がやや多めですが、お湯を入れる前にカップに投入するのは「かやく」のみなので注意が必要。

お湯を入れたら5分間待機、その後湯切り口のフタ部分をはがしてお湯を捨てます。

ここで気をつけるべきは、先にカップに投入するのは「辛口ごまラー油」だというところ。ラー油の真っ赤な色が麺にからむと、唐辛子の刺激が熱で立ち上ってきます。

続いて「粉末スープ」を入れ、「ふりかけ」をかけたら完成。

一口食べてみると、「まぜそば」らしくねっとりとした食感。ソースよりも「辛口ごまラー油」の味が主張しては来ますが、においで感じたほどの辛さは感じず、食べ続けているとだんだん口の中がヒリヒリしてくる程度。ふりかけにフライドガーリックが入っているのが特徴的ですが、さほど目立たず食感のアクセントとして脇役的な役割を担っています。塩味もやや強めなので、濃い味つけを求める時にぴったりなものとなっていて、本家「出前一丁」とはかなり違った仕上がりとなっていました。

ラストは「どかっ!日清焼そばカップ」（税込195円）

カップタイプの「日清焼そばカップ Ｗからしマヨネーズ」は麺が100gなので、この「どかっ！日清焼きそばカップ」はそこにさらに30g増量した大盛りサイズ。

原材料名にはカップ焼きそばには入っているであろう内容がずらり。

1食あたり690kcalと、3種類の中で最もカロリーは高いです。

外装フィルムを取ってフタを半分まではがし、中身を取り出してみたところ、「粉末ソース」と「ふりかけ」が入っていました。

お湯を入れて3分待ってから湯切り口のフタをはがし、お湯を捨てます。

「粉末ソース」を混ぜ、「ふりかけ」をかけたらできあがり。

味の方は食べれば食べるほど、いつもの「日清焼きそば」そのもの。量が多いためだんだん味が単調に感じられて飽きてきてしまうのがちょっと難点ですが、からしマヨネーズなどは付属していないので、合間合間に具を食べて何とかしのぐような形になります。具の中で最も食べ応えのある肉はキューブのように固められていて、謎肉がちょっとハンバーグ風の食感にマイナーチェンジされたような感じ。食べ応えはなかなかなので、もうちょっと量が欲しかったところです。