主要携帯4社、総務省の「SIMロック」解除要請に対してユーザーの要望があれば合意する方針を表明
先日、KDDIが「ガラパゴス化」は本当にSIMロックのせいなのかKDDIが説明会を開催し、本日もソフトバンクがSIMロックについての説明会を行いましたが、同じく本日開催された総務省の「携帯電話端末のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリング」において、主要携帯4社は、総務省からの「SIMロック」解除要請に対し、ユーザーからの要望があれば解除する方針であるという点で合意しました。
「SIMロック」は特定の携帯電話会社のSIMカード以外を利用できない様に制限する機能で、日本の携帯電話が独自進化を遂げ”ガラパゴス化”していると指摘される原因の一つともされてきましたが、この”ガラケー”時代がいよいよ終わりを迎えるのかもしれません。
詳細は以下から。端末変えず携帯会社乗り換え 総務省、制限解除要請へ :日本経済新聞
毎日jp - 帯電話:「SIMロック」解除努力を要請方針 副総務相
時事ドットコム:総務省、「SIMロック」解除へ=携帯4社と合意
本日、総務省において「携帯電話端末のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリング」が行われ、総務省からの「SIMロック」解除要請に対して、主要携帯4社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、イー・モバイル)が「ユーザーの要望があれば対応する」と合意しました。
SIMロックは、電話番号などを記録したSIMカードに対して契約した特定携帯電話会社でしか使えないようにロックをかけている機能で、ロックが解除されると利用者はSIMカードを差し替えるだけで事業者をまたいで端末を利用可能になります。
総務省では2007年の報告書において「SIMロックは原則として解除が望ましい」と指摘しており、2010年に結論を出す考えを示していました。今後、販売からどれぐらいの期間でロックを解除できるようにするのかなどを決める予定ですが、KDDI(au)やソフトバンクは端末の規格や周波数にばらつきがあるため解除が必ずしもユーザーのメリットにはならないと主張しており、具体的にどう進めていくのかが問題となってきそうです。
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