ドラゴンを連想させる、羽を持ったトカゲ「トビトカゲ」の写真
体の側面に羽が生えたトカゲのような外見をした空想の怪物「ドラゴン」に似た「トビトカゲ」の詳細な写真が、野生動物の保護などのために世界中で研究や調査をする「Operation Wallacea」のメンバーを名乗る人によって投稿されました。
写真を見た人からは「ドラゴンの子どもだ」などと言われていて、蛇のような姿で羽を持たない東洋の龍には似ていませんが、西洋のファンタジー作品などで見かける翼を持ったドラゴンを思わせる外見をしています。
詳細は以下から。
I caught a lizard... WITH WINGS! : pics
写真が撮影されたのはインドネシアのブトン島にあるLambusango森林保護区域。
捕まえられたのは卵を産んでいるメス。オスは頭上を舞っている姿を見ることしかできなかったとのこと。
羽は前後の足の間に存在。これは可動するろっ骨で、広げると滑空できるようになっているそうです。
普段はこんな感じで折り畳まれているようです。
このトカゲはトビトカゲ属で「Flying Dragon」とも呼ばれるジャワトビトカゲ(Draco volans)の亜種、スマトラトビトカゲ(Draco sumatranus)であるとされ、よく撮れている写真であるためWikipediaの参考画像としても掲載されました。トビトカゲ属は伸びたろっ骨を羽のように使いますが、絶滅動物のコエルロサウラヴィス(Coelurosauravus)はろっ骨とは関係ない羽を持っていて、架空のドラゴンにより近い体の構造だったそうです。
写真のトカゲではありませんが、滑空するトカゲについて紹介しているムービーもあります。
YouTube - Fooled by Nature - Draco Lizard
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