あられもない姿に改造されてしまった大人テイストなバービーたち
セクシーでキュートでファッションセンスも抜群のバービーはいつの時代も女の子のあこがれですが、年に一度開催されるイベント「Altered Barbie Exhibit(改造バービー展)」では、アーティストの手により改造されたバービーたちがチアリーダー的な昼の顔とはうって変わった夜の顔を見せています。
作品の中にはダークなものや過激なもの、非常に大人テイストなもの、ちょっとショッキングなものもあるので、子どもに夢を与えるバービーのイメージを壊されたくない人や怖いものが苦手という人は気をつけて下さい。
詳細は以下から。Home | Altered Barbie
「Altered Barbie」展は2003年から毎年サンフランシスコで開催されているイベントで、バービー生誕50周年にあたる今年は100組以上のアーティストが参加し9月10日から10月4日までShotwell 50 Studioで開催されました。
Kimberley Simmonsさんによる2009年版のポスター。
Cherrie Williams「Obama Melody Love Song」
モデルはもちろんオバマ大統領夫妻。割と似ています。
JB Sabin「The Celebration」はコラージュ作品。
Pearl Jones Tranter「Allegory of Spring Rewritten」はボッティチェッリの「プリマヴェーラ(春)」へのオマージュ。
「Homage To Frida Kahlo(フリーダ・カーロへのオマージュ)」
同じくPearl Jones Tranterさんによる「Medusa Wont Go Riding With Helmut Because Her Snakes Dont Fit Inside Her Helmet(メデューサはヘルムートとバイクには乗らない、ヘビがヘルメットに納まらないから)」
Eli Kilner「Ladies Night At Golgotha」。ゴルゴタの丘で女の子同士はしゃぎすぎてしまったのでしょうか。
Eli Kilner「Oven-Roasted Barbie」。こんがり焼けています。
Evelyn Davis「Boozin' Barbie」には飲み過ぎて便器を抱えてすごす夜のためにヘアバンドが付属しているそうです。
こちらはLavonne Salleeさんの「Huggin the Porcelain」、ここまで行くとヘアバンドはあってもなくても同じかもしれません。
Evelyn Davis「Barbiturate Barbie(バルビツール酸系バービー)」はかなりメロウな様子。目立たない携帯用ピルケースが付属。
「Boob-Job Barbie(豊胸バービー)」
「Bulimic Barbie(過食症バービー)」
Debbie Fimrite「Anorexic Barbie(拒食症バービー)」
Kari Harvey「Vertically Challenged Barbie」(左)と「Bubble Gum Barbie」
Kirk Brooks氏による「Real Barbie」、バービーがいかに現実にはありえない体形をしているかがよくわかります。
Toni Voelker氏の「On the Lilipad(スイレンの葉の上で)」。男性アーティストは写真の作品が多いようです。
「Resilient Barbie」も上の作品と同じく、Toni Voelker氏の娘が遊んだ後に放り出していたバービーを撮影したシリーズから。「Resilient(弾力的、回復力がある)」ということで、このバービーはまだ回復の見込みがあるのでしょうか。
「Welcome Baby」はサンフランシスコ生まれサンフランシスコ育ちのConnie Riccaさんによるサンフランシスコらしい作品。
ろう者でユダヤ人でレズビアンのバービー「Deaf Jewish Lesbian Barbie」は自らもろう者であるDebbie Fimriteさんの作品。
Debbie Firmite「Biker Crone Barbie」。「永遠に美しく…」か「アダムス・ファミリー」のようなメイクですが、今年で50歳のバービーが現実に生きていればこんな元気なおばあちゃんになっているのかもしれません。
Lavonne Sallee「Rocky Horror Picture Show」。フランクン・フルター博士の再現度がすごい。
Lavonne Sallee「Gene Simmons Begs Barbie(バービーに懇願するジーン・シモンズ)」
Lavonne Sallee「Barbie With A Whip(ムチを持ったバービー)」。こうして見るとバービーだけでなく、ボーイフレンドのケンも体を張って活躍しています。
Arabella Champaq「Fun In The Dungeon(ダンジョンでお愉しみ)」
Arabella Champaq「Fun In The Woods(森の中でお愉しみ)」
違う角度から。
Nancy Worthington「Daughters of Eve--Part I(イヴの娘たち:パート1)」
細部。
Christy Lou Sexton「The Ghost of Elizabeth Bathory(エリザベス・バソリーの亡霊)」
「The Ghost of Marie Antoinette」。マリー・アントワネットが現代に生きていたらきっとバービー好きだったはず。
「The Ghost of Vlad the Impaler(串刺し公ヴラドの亡霊)」
Margie Burke「Journey」。2体のケン人形を布で包んだこの作品は、近年のアフガニスタンとイラクでの戦争を受けて作られました。戦没者へ捧げる瞑想と平和への願いが込められているそうです。
このほかにもさまざまな作品を以下のサイトから見ることができます。また、作品の多くはサイトにて販売されているようです。
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