ボウガンの矢を頭に2発も撃ち込まれた犬が奇跡の生還

イングランドのウエストヨークシャー州デューズベリーにて、今週の水曜日の夜、警察によって獣医の元にある一匹の犬が運ばれてきました。雑種で名前もわからないその犬はヨークシャー彫刻公園で保護されたもので、ボウガンの矢が2発、頭部に直撃しているという悲惨な状態でした。何かの事故ではなく、明らかに誰かが悪意をもって至近距離から矢を発射したようです。

衝撃的な写真は以下から。かなり悲惨な状態なので、事故現場写真などが苦手な人は自己責任でご覧ください。
Brave mongrel survives horrifying crossbow attack | the Daily Mail

獣医の元に運ばれた際に診察を受けた限りでは、どうもこの2発の矢はほぼ同時に発射されたものであり、少なくとも二人の人物が至近距離からこの犬に向かって矢を発射したようです。

当然ながらこの犬には想像を絶する痛みがある状態であったため、木曜日の朝に2時間の緊急手術を行い、なんとか矢は摘出できたようです。2本のうちの一本はあと4インチから5インチ（10センチから12センチ）ほど深く刺さっていれば脳に直撃だったようです。幸いなことにこれだけの重症でありながら脳への直撃がなかったため（犬の脳は頭蓋骨の大きさの割には小さい）、なんとか生還を果たしたようです。

なお、現在この犬は回復しており、飼い主になってくれる人を募集中とのこと。また、この犬に向かって矢を発射した人物についての目撃情報を警察は受付中とのことです。