Windows Vista試用版の30日制限を最大120日まで延長する方法
Windows Vistaはアクティベーションを行わない場合、30日間の期間限定試用版(機能的制限はない)に移行するわけですが、この試用期間を最大120日まで延長する方法があるとのことで、早速試してみました。どこかのクラックするようなソフトウェアを使うわけではなく、マイクロソフトが最初から用意しているコマンドを利用するだけなので、特に問題はありません。
手順は以下の通り。
Extend Windows Vista Trial to 120 Days :: the How-To Geek
Coding Horror: Extending The Windows Vista Grace Period to 120 Days
Use Vista without activation for 120 days
まずは現在の残り期限日数を確認しましょう。デスクトップにある「コンピュータ」アイコンを右クリックして「プロパティ」を選ぶと、一番下に「Windows ライセンス認証」というのがあり、ここに残り日数が表示されています。残り19日になってますね。
では、実際に試用期限を延長してみましょう。なお、このコマンドの実行は管理者権限で実行する必要があるので、以下、管理者としてログインしていないことを前提で進めていきます。
手順1:
スタートボタンをクリックし、「検索の開始」と入力されている検索欄に「cmd」と入力する(Enterキーはここでは押さないことに注意)
手順2:
すると上の方に検索結果が出てくるので、右クリックして「管理者として実行」をクリック
手順3:
コマンドプロンプトが開くので、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します
slmgr -rearm
手順4:
しばらく待つとこのようなダイアログが表示されるので「OK」をクリック
手順5:
コマンドプロンプトに戻り「exit」と入力してEnterキーを押します
手順6:
スタートボタンを押し、右向きの三角マークをクリックして「再起動」をクリック
手順7:
再起動したらデスクトップにある「コンピュータ」アイコンを右クリックして「プロパティ」を選んで確認しましょう。確かに30日まで延長されています。
このコマンドは3回まで使うことができるので、最初の30日+1回目の延長30日+2回目の延長30日+3回目の延長30日=最大120日ということになって最大120日まで延長できるというわけです。このコマンドについてはちゃんとマイクロソフトのサイトにも明記されています。
Windows Vista ボリューム アクティベーション 2.0 ステップ バイ ステップ ガイド
クライアントは、-rearm オプション付きで slmgr.vbs を使用することで、現在のライセンスについて最初のライセンス認証状態に戻すことができます。このオプションはコンピュータのライセンス認証タイマをリセットし、KMS クライアントの固有なコンピュータ ID ("クライアント マシン ID (CMID)" とも呼ばれます) など一部のライセンス認証パラメータを再初期化します。この処理を繰り返すことができる回数は制限されており、配布メディア作成するときに sysprep /generalize を実行した回数によって変わります。rearm の最大回数は 3 回です。rearm には管理者権限が必要です。
なお、実際にこの目で見たことはないのですが、試用期限が切れるとInternetExplorer以外起動できなくなり、しかも1時間ごとに再ログインが要求される制限モードに移行するらしい。
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