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「才能あるね」はNG、子どもを褒める際は才能ではなく努力を認めるべき


子どもが勉強やスポーツなどで良い成績を残した際に「才能あるね」「天才だ!」といった褒め言葉を使っている人は多いはず。しかし、子どもの能力を伸ばし続けるには才能を褒めるのではなく努力を認めるべきだと教育団体のOxford Learningが主張しています。

Praising Children for Effort Rather Than Ability - Oxford Learning
https://www.oxfordlearning.com/praising-children-for-effort-rather-than-ability/


子どもが成功した際に「才能あるね」といった褒め言葉を使うと、子どもは自身が努力せずとも成功を勝ち取れると思い込んでしまい、努力をやめてしまう可能性があります。また、子どもの才能を過度に褒めると子どもが失敗に対する恐怖感を持ってしまう他、失敗した際に無力感を覚えて解決策を見つけられなくなってしまうこともあります。

小学5年生の子どもたちを対象に行われた研究では、「才能を褒めたグループ」と「努力を褒めたグループ」に対処に難しい問題を回答させた結果、「才能を褒めたグループ」は問題を解けなかった事実に対して悲観的な感情を示したのに対して、「努力を褒めたグループ」では「家に問題を持ち帰って、解き方を探したい」といった前向きな反応が多く観察されました。この研究も努力を褒めることの重要性を示しています。


Oxford Learningは努力を褒める際に重要な2つのポイントを上げています。

◆結果ではなく過程を褒める
努力を褒めるには、子どもが成功にいたるまでの集中力や使用した戦略などを褒めることが重要です。例えば「毎日かかさず練習したからだね」「復習ノートを作ったからだね」といった褒め方が有効です。

◆具体的に褒める
子どもは、褒められる際に自分の努力を実際に見ていたかどうかを敏感に察知します。このため、「たくさん努力したから成功したね」といった抽象的な褒め方をすると、子どもは自身が認められていないと感じてしまいます。子どもの努力を褒めて今後の成功につなげるには、なるべく具体的に努力の内容を褒めることが重要です。

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in メモ, Posted by log1o_hf

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