TwitterがTwitter Blue未加入ユーザーに対してDM送信制限を課す

TwitterがTwitter Blue未加入ユーザーに対して、1日に送信可能なダイレクトメッセージ(DM)の数に制限を課し始めました。DMに送信制限を設ける理由を、Twitterは「スパム対策」と説明しています。

Twitter to Impose 'Daily Limits' on Direct Messages for Unverified Users | PCMag
https://www.pcmag.com/news/twitter-to-impose-daily-limits-on-direct-messages-for-unverified-users

Twitter is limiting the number of DMs unverified users can send | Engadget
https://www.engadget.com/twitter-is-limiting-the-number-of-dms-unverified-users-can-send-120035602.html

Twitter is limiting the number of daily direct messages for unverified users
https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/twitter-limiting-number-daily-direct-messages-unverified-users-rcna95721

Twitter will soon limit how many DMs unverified accounts can send - Dexerto
https://www.dexerto.com/tech/twitter-will-soon-limit-how-many-dms-unverified-accounts-can-send-2221397/

2023年7月22日、Twitterの公式サポートアカウントが「ダイレクトメッセージにおけるスパム削減のために、近々いくつかの変更を加える予定です。未認証アカウント(Twitter Blue未加入アカウント)は、1日に送信できるDMの数に制限が課せられることとなります。今すぐTwitter Blueに加入してより多くのDMを送信してください」とツイートし、Twitter Blue未加入ユーザーのDM送信数に制限を課すことを発表しました。

これについて、ニュースメディアのPCMagは「これはユーザーをTwitter Blueに誘導するための試みのひとつのように思えます。Twitter Blueは月額8ドル(約1100円)から利用可能で、認証済みバッジ(青色チェックマーク)を含むいくつかのプレミアム機能を提供しています。先週、Twitterのオーナーであるイーロン・マスク氏は、広告収入が50％減少したことを明かしていました」と指摘しています。

なお、一部のユーザーからはすでにTwitterがDMに制限を課していることへの非難の声が挙がっています。あるTwitterユーザーは、「DMのスパムを減らすためにDM送信制限を設けたとTwitterは主張していますが、認証済みアカウントがスパムを送信する可能性もありますよね？」「Twitterの目的は明らかに『DMを送信するために料金を支払ってもらうこと』です」といったやり取りを行っています。

一方で、TwitterのDM経由で迷惑メッセージを受け取っているというユーザーからは、DM送信制限を歓迎する声も挙がっています。

なお、Twitterは2023年7月13日にTwitter Blueユーザー向けにDMの「品質フィルター」機能を追加していました。これはフォローしているユーザーからのメッセージは通常通りにプライマリ受信トレイに表示されるものの、フォローしていないアカウントからのメッセージはメッセージリクエスト受信トレイに送られるというものです。