「もしタランティーノが『スタートレック』シリーズの映画を作ったら?」というパロディー予告編が公開中
人気SFドラマシリーズ「スタートレック」の劇場版を、もし「パルプ・フィクション」「キル・ビル」「イングロリアス・バスターズ」などで知られる映画監督クエンティン・タランティーノが撮影したら、というコンセプトで作られた予告編ムービーをNerdistが公開しています。
Quentin Tarantino’s Star Trek (Nerdist Presents) - YouTube
「彼らの任務は前人未到の地に赴くこと……」というナレーションと共に映るのはエンタープライズ号です。
映画「パルプ・フィクション」のテーマ曲「ミシルルー」に似た曲調のBGMが流れ、「クエンティン・タランティーノ監督第9作」という字幕が表示されます。
「彼らは銀河に平和をもたらすつもりなのだ」
「緑色の血!」
「緑色の女!」
スタートレックシリーズに登場するオリオン人は緑色の肌をしていました。
「そしてナチ!」
タランティーノ監督最大のヒット作となった映画「イングロリアス・バスターズ」はナチス・ドイツをモチーフにした作品でした。
スタートレックシリーズ最初のテレビドラマ「宇宙大作戦」にはナチス・ドイツを題材にしたエピソードがあります。
「宇宙大作戦」の手に汗握るアクションシーンが連続します。
赤をバックに登場人物の紹介がなされます。「カーク船長!船長日誌には楽なことだけ載ってないぜ!」
「Mr.スポックはバルカン人と人間のハーフで、殺人マシーンだ!」
実際のMr.スポックは冷静沈着なキャラクター。中指と薬指と親指を開いて相手に手のひらを見せるジェスチャーは「長寿と繁栄を」というバルカン人式の挨拶です。
「ボーンズ!この医者の本名はマッコイだ!」
「ウフーラはいつだってドキドキさせてくれるぜ!」
「パイロットのスールー!操縦かんを剣に持ち替えて振り回す!」
スールーが熱病にうなされて上半身裸のままフェンシングの腕を披露しているのが以下のシーン。
「チェコフ!ワルのロシア人だ!」
なんでもロシアが起源だと主張する彼はやられ役に回ることも多く、憎めないキャラクターです。
「スコット!彼は神様みたいになんでもやってくれるぜ!」
エンタープライズ号の機関士を務めるスコットは、劇中ではカーク船長の無茶ぶりにも応える天才エンジニアです。
「俺はエンタープライズ号にゴミをけん引しろなんて言わない、ゴミごとエンタープライズ号をどこかへ捨ててしまえと言ってるんだ」とクリンゴン人にあおられて……
画面が赤くなりながら、ひきつったスコットの顔にズーム。同時に映画「キル・ビル」でも使われた「鬼警部アイアンサイド」のテーマに似た曲調のBGMが流れます。
「ぞくぞくするようなスリルにあなたもくぎ付け!」
「最後のフロンティアでエンタープライズ号乗組員たちが受ける殺しの指令とは!」
クエンティン・タランティーノ監督による「スタートレック ~報復の航海~」、近日公開!……というナレーションで終わりますが、あくまでファン制作の予告編風ムービーなので、映画公開の予定はありません。
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