渦巻く銀河をガラス球の中にそのまま閉じ込めたような「Galaxy Glass Orb」は一体どのようにして作られるのか?
銀河系や恒星・惑星など、宇宙の神秘的な光景を切り取ってガラス球にしてしまったような「Galaxy Glass Orb」が作られる様子がムービーで公開されています。
How Galaxy Glass Orbs are Made - YouTube
これがGalaxy Glass Orbです。手にしているガラス球のなかに渦巻く銀河が見えます。
手のひらに収まるサイズのガラス球ですが、その中で鈍く光る銀河は、見ていると吸い込まれそうなほど深く渦巻いています。
角度を変えて見ると、銀河の渦は立体的に描かれていることがよく分かります。
このGalaxy Glass Orbはさまざまな星や星雲・流星がガラス球の中に表現されています。
日光の入る角度を変えると、ガラス球の中の星が、まるで本当の星のように明るく輝きます。
このGalaxy Glass Orbでは、渦巻く銀河の中心に美しい宝石が浮かんでいて、とても神秘的です。
これら「Galaxy Glass Orb」を製作するのは、ガラスアート職人のScott Pernickaさんです。
「光は常に直進しますが、ガラスや水に入った時に屈折します。その屈折が物の見え方に大きく影響を与えるのです」とScott Pernickaさんは語ります。
ホウケイ酸ガラスと呼ばれる硬質ガラスを利用し、3000度以上の温度で熱します。
柔らかくなったガラスを丸く成形していきながら、金粉や銀粉、結晶化した金属などを混ぜていきます。この混合物がガラスの中で光を反射して、あの銀河や星のような輝きを生むというわけです。
型を使い、より完全な球形に近づくように慎重かつ丁寧に成形していきます。
火から下ろしてガラス棒から切り離したところ。まだ熱を持っていて赤く光っていますが、既に内側には星や銀河のような模様が見えます。
完成するとこんな感じ。黒い宇宙のようなガラス球の中に、星雲や星が美しく表現されています。この「Galaxy Glass Orb」は手のひらサイズですが、最大で直径8インチ(約20cm)のものまで製作可能とのこと。
「Galaxy Glass Orbs」は100ドル(約1万1000円)から、以下のリンク先から入手が可能です。日本への配送も可能ですが、送料は約35ドル(約4000円)からサイズに応じて別途必要となります。
Products – Internal Fire Glass
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