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2年で100万円以上をゲーム内課金に費やし学校中退まで考えた19歳がギャンブル中毒を公開状で告白

by Thom Cochrane

「STAR WARS バトルフロント II」で少額課金の要素が問題視され、一時的に要素が停止される事態となっています。redditでは、この2年間で100万円をゲーム内課金に使ってしまったというギャンブル中毒の19歳が、自らの経験を明らかにすることで同じような悲劇に遭う人が減って欲しいと、公開状を掲載しています。

An open letter to DICE, EA, and other devs: I am 19, and addicted to gambling : StarWarsBattlefront
https://www.reddit.com/r/StarWarsBattlefront/comments/7dfoqg/an_open_letter_to_dice_ea_and_other_devs_i_am_19/


Meet The 19-Year-Old Who Spent Over $10,000 On Microtransactions
https://kotaku.com/meet-the-19-year-old-who-spent-over-10-000-on-microtra-1820854953

公開状を投稿したのは19歳のredditユーザーだというKensgold氏。テキサス州生まれのシングルマザーのもとに生まれ、家庭は「中間層上位」に位置していたことから、高校はわりとよい学校へ進むことができたそうです。


しかし、学校でのストレスがKensgold氏をゲームへとのめり込ませていくことになります。14歳当時、プレイしていたのは「街作りゲーム」で、ゲーム自体も当初はオープンな構造でしたが、だんだんとゲーム内の有料アイテムを購入している人が有利になるような形に変わっていったそうです。ギルドの仲間には2週間で100ドル(約1万1000円)単位でお金を使うような大人が多かったというKensgold氏は、自分も置いて行かれないようにと貯めていたお金を使うように。このころ使うのは週に10ドル(約1100円)ほどだったとのこと。

やがて、ゲーム内に「プレミアムトークンチェスト」が登場します。これは昨今問題になっている「ルートボックス」と同じく、キャラクターの成長素材や、よりよいキャラクター、資材、経験値などがランダムで得られるというアイテムで、Kensgold氏はその魅力に取り憑かれ、15歳になるころには貯金を使い果たしてしまったそうです。

by Mark Bonica

当然、母親には「ゲームにお金を使いすぎ」と怒られたものの、ルートボックスという「ギャンブル」で得られる快感は何物にも代えがたく、カフェで2年半にわたりアルバイトをすることでゲーム代を捻出したとKensgold氏は書いています。ピーク時には2つのアルバイトを掛け持ちし、学校を中退するか考えるほどの状況に陥っていたようです。

その後ハマったのが「Counter-Strike: Global Offensive」で、ここ2年の支出は1万407ドル(約117万円)。「ここ2年」と区切られているのは、2015年以前にゲームに費やした金額は記録がなくて正確な数字がわからないため。Kensgold氏によると「ここ2年と同じぐらい」とのことなので、合わせるとKensgold氏がこれまでゲームに費やした金額は2万ドル(約230万円)ほどに上ります。

by Mack Male

「STAR WARS バトルフロント II」の開発チームに向けて、自分のようなギャンブル中毒が生まれないようにして欲しいと、公開状を送ったKensgold氏。日本でも子どもが親のクレジットカードを勝手に使ってゲーム内アイテムを大量に買ってしまうという事例が発生しており、ゲーム業界が一致団結しなければ対策は難しそうです。

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in ゲーム, Posted by logc_nt

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