IntelがIoT部門で100人超の人員整理を実施へ、今後の戦略の見直しとの臆測も
IntelがIoT(モノのインターネット)部門の人員整理に乗り出すことが明らかになりました。同社が当局に提出した計画によると、IoT関連の3つの部門でおよそ140のポジションが削減される予定となっています。
Intel to cut IoT jobs
https://www.electronicsweekly.com/news/business/intel-cut-iot-jobs-2017-07/
イギリスのエレクトロニクス専門メディア・Electronics Weeklyが報じたところによると、Intelはカリフォルニア州の雇用当局に人員削減計画を提出し、その中で最大137人を解雇することを明らかにしています。
計画では、カリフォルニア州サンタクララのIntel本社で97人、そしてアイルランドのダブリン近郊にあるリークスリップのIntel Irelandで最大40人のポジションが削減されることになっています。Intelは2016年に7億2100億ドル(約815億円)を売り上げていましたが、その中でIoT関連が占めていた割合は5%程度だったとのこと。
IntelのIoT関連に対する戦略は2017年春頃から徐々に変化が見られており、6月にはIoT用デバイスとして開発・販売してきた小型モジュールを終息させることが明らかになっていました。
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これらの製品は、Intelが今後の戦略における重要な製品として2014年ごろから順次登場させたものでしたが、狙いどおりのシェアを獲得できずに終焉に至っています。IoT分野は今後の伸びが期待される分野ですが、マイクロコンピューターとして人気を博するArduinoやRaspberry Piといった製品や、中国などからの攻勢の中で十分に存在感を示すことができず、モデルラインの終了を迎えています。
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一方、クレジットカードサイズのコンピューター「Intel Compute Card」の開発は継続されるとみられています。
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