日本の「バイオハザード7」はグロテスク描写がいかに規制されているのか?アメリカ版との比較ムービー
海外メーカーのゲームタイトルは、日本で販売されるにあたってグロテスクな表現が削除されることが多々あるのですが、日本のゲームメーカーであるカプコンの新作ホラー「バイオハザード7 レジデント イービル」も、アメリカ版と比べてかなりのグロテスク描写がなくなっていることがわかるムービーが公開されています。
How Resident Evil 7 Was Censored In Japan - YouTube
アメリカ版のバイオハザード7で、電話越しに「今すぐ冷蔵庫を開けろ!」と言われているシーン。
すぐ隣にあった冷蔵庫を開けると……
グロテスクな男性の生首が入っていました。
手に取るとただの生首ではなく、頭部が怪物化しているのがわかります。
後頭部にはメモが貼り付けられており、「このブタが解剖室でお前を待ってるぜ。ビッチ」と書かれていました。
同じシーンの日本版では、同様に電話で「いいから とっとと 冷蔵庫を みやがれ」と言われました。
しかし冷蔵庫の中に入っていたのは……
まさかの生首ではなく、バツ印がつけられた男性の写真。
裏面には「地下の解剖室でポリ公がお前を待ってるぜ」と書かれており、犯人の口調も若干柔らかくなっています。
というわけでアメリカ版で地下室にやってくると、首のない死体の横には「このブタの喉に手を突っ込んで、お前が本当の男であることを証明しろ!」と書かれています。
すると主人公は本当に死体の首に手を突っ込み……
体内に隠されていたアイテムを引き抜くというグロテスクなシーンが繰り広げられました。
非人道的な行為の末、主人公は「ヘビの鍵」というアイテムをゲット。
日本版では、地下室に死体が横たわっているところまでは同じ。
ただし死体にはアメリカ版の冷蔵庫に入っていた首がついています。
「喉から手を突っ込め」というような恐ろしいメッセージもなく、「ヘビの鍵」は死体の横に置いてあるだけなので難なくゲットできます。
アメリカ版にはなかったのですが、親切なことにカギの使い方まで説明してくれました。
シャッターが閉まっていくシーンで、さっきの生首と思われる警察官が「おい、ドアを元に戻せ、ドアを元に戻せ!」と叫んでいます。
すると警察官の影から男性が現われ、スコップで顔面を突き刺してしまいました。
「パカっ」とアイスでもとるように頭頂部が持ち上げられます。目の前でこんな殺人を目撃してしまったら、トラウマになること必至なシーンです。
日本版では同じく警察官が「おい シャッターを閉めるな!待て 閉めるんじゃない!」と叫んでいると……
同じように忍び寄ってきた男性にスコップで殺害されました。
スコップの刃は顔面を貫通しており、「日本版も同じなのか?」と思えたところ……
犯人はスコップを抜き取り、貫かれた頭部はなぜかしっかりくっついています。
警察官が倒れても頭頂部がとれることなく、物理法則を無視した不思議な現象が起きていました。
最後はシンプルに赤い血に染まった「Hand」というアイテム。
日本版では血の色が黒色に変更されています。なお、「バイオハザード7 レジデント イービル」 には、「通常版」と「グロテスクVer」の2つが販売されているのですが、今回の比較に使われた日本版は「グロテスクVer」とのことです。
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