時代を越えて語り継がれるボクシングの強烈なKOシーン集「All-Time Knockouts」

アメリカの2大ボクシング放送局の一つとして知られるShowtimeが、ボクシング中継「CHAMPIONSHIP BOXING」の放送30周年を記念して、歴代のノックアウトシーンから珠玉の名場面だけを抽出した「All-Time Knockouts」を公開しています。
All-Time Knockouts | SHOWTIME CHAMPIONSHIP BOXING - YouTube

1986年3月10日に行われたトーマス・ハーンズとジェームス・シュラーの北米ミドル級タイトルマッチ。

ヒットマン・ハーンズの強烈な右ストレート。

シュラーは仰向けにリングに倒れました。

1987年12月5日に行われたモハメド・カウイ対イベンダー・ホリフィールドのWBAクルーザー級タイトルマッチ。

後にヘビー級をも制するホリフィールドが強烈な右カウンターでカウイからタイトルを奪取しました。

1988年6月6日に行われたハーンズ対アイラン・バークレーのWBC世界ミドル級タイトルマッチ。

格下と思われたバークレーの右フックによろめいたチャンピオンのハーンズは……

倒れ際にも右パンチを被弾。

タイトルを失いました。なお、ハーンズはこの後、ライトヘビー級タイトルマッチでもバークレーに敗北しています。

当時無敗だったマイク・タイソンを東京ドームでKOする大番狂わせを起こしたジェームス・ダグラスとホリフィールドによる統一世界ヘビー級タイトルマッチ。

不用意なアッパーカットを出したダグラスに……

ホリフィールドの強烈な右カウンター。この一撃でダグラスはダウン。

ダグラスの"三日天下"が終わりました。

1993年5月8日に行われたジュリアン・ジャクソン対ジェラルド・マクラレンのWBC世界ミドル級タイトルマッチ。

マクラレンの強烈な左右の連打に……

チャンピオンのジャクソンはたまらずダウン。

立ち上がりましたが、その後も連打を浴び、ジャクソンが5度目の王座防衛に失敗しました。

1993年6月19日に行われたモーリス・ブロッカー対フェリックス・トリニダードのIBF世界ウェルター級タイトルマッチ。

トリニダードの強烈な左フック。

さらに右フックでブロッカーがうつぶせのままダウン。


後に3階級を制覇するスーパーヒーローが初戴冠に成功しました。

1993年8月6日に行われたマクラレン対ジェイ・ベルのWBC世界ミドル級タイトルマッチ。

1Rのゴング直後にマクラレンが放った最初の一撃がベルのボディをヒット。

もん絶するベル。当時の世界ミドル級タイトルマッチの最短KO記録となりました。

1994年12月10日に行われたリカルド・ロペス対ヤミール・カラバロのWBC世界ミニマム級タイトルマッチ。

1ラウンドの1分過ぎにロペスが強烈な右ストレートを放ち……

そのまま試合が終了。当時の世界ミニマム級タイトルマッチの最短KO記録となりました。

1994年12月10日に行われたホルヘ・カストロ対ジョン・デビッド・ジャクソンのWBA世界ミドル級タイトルマッチ。一方的に試合を有利に進めていたジャクソンが、9ラウンドにはカストロをダウン寸前まで追い込みます。

仕留めようとするジャクソンにカストロが強烈な左カウンターを見舞い形勢逆転。

大どんでん返しとなりました。

1995年4月29日に行われたビンセント・ペットウェイ対サイモン・ブラウンのIBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。

6ラウンドにロープ際でペットウェイが放った左カウンターパンチでブラウンがダウン。

倒れたブラウンは失神。

ブラウンは意識を失ったまま、マットの上で左パンチを繰り返すというショッキングなKOシーンになりました。

1996年5月18日に行われたエロイ・ロハス対ウィルフレド・バスケスのWBA世界フェザー級タイトルマッチ。

ダウンを奪ったバスケスによる猛攻。

レフリーが割って入りますが……

強烈な左ストレートがロハスの顔面を捉えます。

バスケスはこの勝利で3階級制覇を達成しました。

1996年6月29日に行われたヘンリー・アキンワンデ対ジェレミー・ウィリアムスのWBO世界ヘビー級王座決定戦。

アキワンデの強烈なオーバーハンドライト。

ヘビー級らしい迫力あるKOシーンになりました。

1998年4月3日に行われたトリニダード対マヘンゲ・ズールのIBF世界ウェルター級タイトルマッチ。

トリニダードの代名詞の左フック2連発。

ズールは失神しました。

1999年1月16日に行われたタイソン対フランソワ・ボタのヘビー級10回戦。

ホリフィールドに敗れた後1年半ぶりの復帰戦で、タイソンは右ストレート1発でボタをマットに沈めました。

2000年6月3日に行われたベン・タッキー対ロベルト・ガルシアのスーパーフェザー級10回戦。

タッキーの強烈な左フックがカウンターとしてヒット。


ガルシアはタイトルを失った後の復帰戦で黒星を喫しました。

2001年11月3日に行われたザブ・ジュダー対コンスタンチン・チューのIBF世界スーパーライト級タイトルマッチ。

3ラウンドにチューの強烈な右ストレートでジュダーがダウン。

立ち上がり大丈夫だとレフリーにアピールするジュダーですが……

足にきており直立できず。

チューがWBA・WBC・IBFの3団体統一に成功しました。

2004年12月4日に行われたサミュエル・ピーター対ジェレミー・ウィリアムスのNABF北米ヘビー級王座決定戦。

豪快な左フックでピーターがKO勝利。

テクニック重視の近代ボクシングでは珍しい、パワー重視の豪快なKOシーンとなっています。

2005年5月7日に行われたホセ・ルイス・カスティージョとディエゴ・コラレスとのWBC・WBO世界ライト級王座統一戦。

10ラウンドにダウンを2度奪われたコラレスが、大反撃。


コラレスがボクシング史に残る大逆転勝ちを収めました。

2006年11月4日に行われたセルゲイ・リャコビッチ対シャノン・ブリッグスのWBO世界ヘビー級タイトルマッチ。

ロープ際で強烈なパンチを浴びせるブリッグス。

リャコビッチはリング外に。


王座陥落となりました。

2007年7月7日に行われたビック・ダルチニャン対ノニト・ドネアのIBF・IBO世界フライ級タイトルマッチ。

ダルチニャンの左に合わせて……

ドネアの左が炸裂。

ダルチニャンが初黒星を喫し、勝ったドネアはスーパースターの道を歩み出しました。

2009年10月17日に行われたアルツール・アブラハムとジャーメイン・テイラーによるSuper Sixのグループステージ第1戦。

強烈な右ストレート1発でアブラハムがテイラーを倒しチャンピオン同士のスーパーファイトを制しました。


2012年10月20日に行われたエリック・モラレス対ダニー・ガルシアのWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ。

前日計量で体重オーバーとなりタイトルを失ったモラレスは、ガルシアの強烈なカウンターパンチを浴び……


リングに沈みました。

2012年12月15日に行われたデオンテイ・ワイルダー対ケルビン・プライスのWBCアメリカ大陸ヘビー級王座決定戦。

まるで野球の投球のようなワイルダーの右ストレートが炸裂。



全勝対決を制したワイルダーは、その後、ヘビー級王者に上り詰めることに。

2013年8月24日に行われたアブネル・マレス対ジョニー・ゴンザレスのWBC世界フェザー級タイトルマッチ。

1ラウンドでゴンザレスがKO勝ちを収めました。

2015年12月5日に行われたダニエル・ジェイコブス対ピーター・クイリンのWBA世界ミドル級タイトルマッチ。

ジェイコブスが1ラウンドTKO勝ちを収めました。

2016年1月16日に行われたワイルダー対アルツール・スピルカのWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。

ワイルダーの右カウンター。

スピルカは病院送りとなりました。

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