まるでSF映画、4メートルの巨体を持つ有人二足歩行ロボット「METHOD-1」を動かすムービー
人気ゲームメーカー・Blizzard Entertainment(ブリザード)のゲーム「StarCraftスタークラフト」でコンセプトアーティストを担当したVitaly Bulgarovさんが、人が乗り込んで手足を動かせる4メートルの巨大ロボット「METHOD-1」を開発するプロジェクトを進めており、歩行テストやアームモーションテストの様子を撮影したムービーが公開されています。
以下はMETHOD-1の歩行テストの様子。左右に体重をシフトさせることで安定した歩行を実現しているのがわかります。
「ヒューマン・マシーン・インターフェース」と呼ばれるコックピットに人が乗り込み、操縦席のレバーに連動してロボットアームを自由自在に動かしている様子。
印象的な足のモーターの回転がよくわかる歩行テストの様子もアップロードされています。
Bulgarovさんは韓国のKorea Future TechnologyでMETHOD-1の設計に携わっています。ムービーに映っているMETHOD-1はまだ試作段階ですが、まるでSF映画やゲームのようなデザインのロボットが実際に動作するレベルに至っています。コックピットの両脇から伸びる2本のロボットアームは搭乗する人間の腕の動きに合わせて動かすことができ、型・肘・手首だけでなく指の動きまで再現可能とのこと。
自身のFacebookでBulgarovさんは「私は骨組み、外装、コックピットのデザインにおいて、人間工学と美しさの両方を洗練するつもりです。改良点は大量にありますが、機械工学と工業デザインの観点から取り組む予定です」と話しており、今後はさまざまなアプリを使用できる実用的で信頼性の高いロボットプラットフォームの構築を目指していくとのことです。ただし、Bulgarovさんは映画スタジオ・パラマウントなどの映画業界でもデザイナーとして関わりがあるため、METHOD-1のプロジェクトはバイラルマーケティングの一環である可能性も指摘されています。
なお、Bulgarovさんが公開しているMETHOD-1のムービーをまとめたYouTubeのムービーも公開されており、以下から見ることができます。Instagramページには掲載されていないクリップも含まれています。
"METHOD-1" manned robot project by "Korea Future Technology" (주)한국미래기술 & Vitaly Bulgarov - 1 - YouTube
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