手のりファミコン「ニンテンドークラシックミニ」で自前のLinuxを動かすことに成功した強者が登場
往年のゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を手のひらサイズでよみがえらせた「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(ファミコンミニ)」で、自前のLinuxを動かすことに成功した人が現れました。
ファミコンミニで自前のLinuxカーネルを動かす手順 · urandom
http://urandom-ctf.github.io/post/my-linux-kernel-on-nesclassic/
opさんが、自分でビルドしたLinuxをファミコンミニで動かすことに成功したと画像付きでツイートしました。画像を見る限り、本体内のマザーボードから配線を引いてシリアルコンソール接続しているようです。
ファミコンミニで自前ビルドのLinux動いた (My Linux kernel on NES Classic) pic.twitter.com/00EZZgMx7A
— op (@6f70) 2016年11月13日
なお、ファミコンミニのUARTから配線を引き出す様子は、えぬえす工房さんのブログで解説されています。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータの中身の話 - えぬえす工房
https://www.ns-koubou.com/blog/2016/11/11/nes_classic/
opさんはブログで「ファミコンミニで自前のLinuxカーネルを動かす手順」についてまとめています。それによると、
1:U-boot、起動イメージの取得
2:Linuxのビルド
3:U-boot、起動イメージの作成
4:Linuxの起動
の4段階を踏むとのこと。
なお、ファミコンミニのブートログとCPU infoは以下に掲載されています。
bootlog.txt · GitHub
https://gist.github.com/6f70/a083d2d7f5b6a8392764cf819620e036
opさんによると、ファミコンミニは拡張性が低いのが難点だが、計算能力がそれなりにあるのでいろいろなことができそうだとのこと。ちなみに、opさんはファミコンミニでゲームを1本も遊ばないうちにこのハックで満足してしまったとのことです。
ファミコンミニのinitrd読めた
— op (@6f70) 2016年11月11日
ファミコンミニでスーパーマリオブラザーズの256W(バグ面)出せた。 pic.twitter.com/RlyulqclUC
— op (@6f70) 2016年11月13日
まだ一本もゲームプレーしてないけどU-bootで遊んで満足してしまった。
— op (@6f70) 2016年11月13日
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