世界初の虹色に炎がゆれる「レインボーキャンドル」はこんな感じだよレポート
炎に銅を入れると緑に、リチウムを入れると赤色に炎が変化するといった「炎色反応」を利用し、特許技術によって世界で初めて虹色の炎をともすことを可能にしたのが「レインボーキャンドル」です。一体どんなものなのか?ということで、実際に購入してキャンドルに火をともしてみました。
レインボーキャンドルLLC
http://rainbowcandle.co.jp/
レインボーキャンドルの炎がどんな感じなのかは以下のムービーを見ると一発でわかります。
世界初の「レインボーキャンドル」はこんな感じで燃える - YouTube
今回レインボーキャンドルを購入したのは、石川県金沢市にある忍者寺こと妙立寺近くにあるお店。
お店の中はこんな感じで、ずらりと並んだ石川県おみやげの中に……
レインボーキャンドルを発見。価格は1つ600円です。
どんな感じに燃えるのか?ということで、お店の人が気さくに炎の様子を実演してくれました。しかし、この時使われていたのは商品と同じものではなく、テスト用のろうそくとのことだったので……
実際にレインボーキャンドルを購入してきました。
筒状のケースの下部分にはテープが巻き付けられており、ぺらりと剥がすと……
中からはこんなろうそくが出てきました。
ろうそく部分は花模様っぽくなっています。通常であれば、ろうの部分からヒモが伸びているだけですが、レインボーキャンドルはさらに金属の棒が伸びており……
先っぽには「燃焼制御リング」に囲まれた固形燃料がついています。この固形燃料は粉末状の金属化合物と燃焼物質をプレス機で押し固めているものですが、単体で燃やすと一度に全体が燃焼してしまうため、リングを装着することで炎の大きさを一定に保ちながら長時間、炎が持続するようにしているとのこと。この燃焼制御リングは特許を取得しています。
リング&固形燃料混みで高さは6cmほどでした。
ということで、実際にレインボーキャンドルを燃やしてみます。マッチで火を近づけると……
数秒後、ろうそくに火がともりました。普通の炎が隣にあると、レインボーキャンドルの色合いがどれほど違うかよくわかります。
最初は以下のような感じで、燃焼温度が低いため炎の色は少し暗め。
しかし、しばらくすると、上から緑・黄色・赤・紫・青とさまざまな色が鮮やかに出ます。これは金属化合物を炎の中に入れると特定の色を示す炎色反応を利用しており、銅が緑、リチウムが赤などに発色しているわけです。なお、レインボーキャンドルの開発者である松平寛夫氏はもともと緑・黄・赤・紫の各色を単体で発光する固形燃料を開発したのですが、失敗作をまとめて火に投げ込んだところきれいな虹色の炎が現れたことから、レインボーキャンドルの開発が行われたそうです。
だんだん炎は大きくなり……
揺らぎ出し、燃焼制御リングが下にポトンと落ちます。
レインボーの炎が普通の炎に変わる瞬間は以下のムービーから確認できます。
世界発の「レインボーキャンドル」が普通のろうそくに変わる瞬間はこんな感じ - YouTube
最後は炎そのものもろうそくの下部に落下。ここまで大体4分とのこと。
すると、固形燃料についた炎が下のろうそくに移り、普通のろうそくとして燃え出します。通常のろうそくとしては2時間燃えるそうです。
なお、今回購入したレインボーキャンドルは4分燃焼のものでしたが、ほかにも15分燃焼、30分燃焼、60分燃焼のものが存在し、以下のウェブサイトから購入できます。価格は4分燃焼が税込648円、15分燃焼が専用の燭台と固形燃料10本のセットで税込1万7280円、30分燃焼が燭台と固形燃料10本セットで税込2万5920円、60分燃焼のものが燭台と固形燃料10本セットで3万6720円です。
レインボーキャンドル公式ショップ
http://rainbowcandle.co.jp/shop/
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