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FirefoxがFlashを段階的に排除、2017年にはデフォルトで無効にすると発表


AdobeのFlashの対応を巡っては、GoogleがChromeにおいて2016年内の無効化を、AppleがSafari 10での無効化を、MicrosoftもEdgeの次期バージョンでの無効化を表明するなど、ウェブブラウザでの「脱Flash」の流れが続いています。Firefoxも、2017年内にFlashを無効化する予定で、Firefox 48から段階的にFlashを表示しないよう更新すると発表しました。

Reducing Adobe Flash Usage in Firefox | Future Releases
https://blog.mozilla.org/futurereleases/2016/07/20/reducing-adobe-flash-usage-in-firefox/

Flashは多くの脆弱性を抱えており、さらにアニメーション表示にPCのマシンパワーを要求しバッテリー消費量を増加させることから、ChromeやEdgeなどの主要なブラウザではFlashに代えてHTML5を利用する方針を決めています。

多数のプラグインをWeb APIに置き換えてきたFirefoxでは、過去1年半の間にプラグインのクラッシュ率を大きく下げることに成功したとのこと。なお、この背景にはYouTubeやFacebookがHTML5のvideo要素を導入したことが大きく寄与していそうです。


脆弱性を抱えるだけでなく、PCのパフォーマンスを低下させてブラウザ・クラッシュの原因となるFlashについて、Firefoxは段階的に排除していく予定で、まずはFirefox 48において、ユーザーのブラウジング体験に必須ではないFlashに限定してブロックすることになりました。なお、この種のFlashのブロックによって、より高速なページ表示や応答、バッテリーの持ちの改善やセキュリティ強化が実現される見込みです。

さらに、2016年後半には、コンテンツや広告の見やすさをチェックするためにブロックするFlashを拡張してそのリストを公開する予定だとのこと。そして、2017年のどこかの時点で、デフォルト状態でFlashを無効化し、ユーザーがFlashを有効化するためにクリック操作を行う必要がある設定に変更する予定です。


なお、Flashを段階的に無効化しつつも、学校、大学、企業などの大量のユーザーが想定される用途においてはExtended Support Releaseと呼ばれる延長サポートによってFlashなどの各種プラグインを2018年初頭まではサポートするとのことです。

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