マスターカードが20年ぶりにロゴを更新、よりシンプルなデザインへと変更される
VISAカードと並んで世界的なクレジットカードブランドのマスターカードが、約20年ぶりにロゴを更新することを発表しました。今回の変更の狙いには、同ブランドが全世界的に進めているモバイルのデジタル決済サービス「MasterPass」の展開が視野に入れられているようです。
Mastercard Updates its Iconic Logo and Brand Identity
http://newsroom.mastercard.com/news-briefs/mastercard-updates-its-iconic-logo-and-brand-identity/
Brand New: New Logo and Identity for MasterCard by Pentagram
http://www.underconsideration.com/brandnew/archives/new_logo_and_identity_for_mastercard_by_pentagram.php
新しくなったマスターカードのロゴ。従来からの大きな変更点は、ブランド名表記が「MasterCard」から「mastercard」へと全て小文字に変更され、ロゴの下部に移動しています。また、従来どおりにオレンジの円が使われていますが、重なっている部分の処理がシンプルになっているのも変更点。
ビフォーアフターで比較するとこんな感じ。左の見慣れたロゴから右の新しいロゴへと変わるわけですが、よく見れば2つの円の重なり具合が、より深くなっているようにも感じられます。
また、このようにブランド名表記が横に並ぶパターンや……
黒地にマークだけ、というパターンもある模様。
これまでの変遷を並べるとこんな感じ。1966年にアメリカの複数の銀行が共同で設立した「Interbank」から、「master charge」を経て、1979年には現在の形に通じる「MasterCard」のロゴが誕生していました。
看板での掲示イメージ。「Priceless(プライスレス)」のキーワードはそのまま使われているようです。
イベント用物品にもこのようにデザインが入れられる模様。
もちろん、クレジットカードのデザインも一新されることに。
そして、決済サービスの大きな変化である、スマートフォンを使ったデジタル決済の場でも、MasterCardは「MasterPass」として存在感を示すべく戦略を進めています。
今後は、このように街中でも新しいロゴを見かけることになりそうです。
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