BOSEが8歳の子どもでも作れてスピーカーを構造から学べる自作キット「BOSEbuild Speaker Cube」をリリース
音響機器メーカーのBOSEが、8歳の子どもでも組み立てられる自作スピーカーキット「BOSEbuild Speaker Cube」を発売しました。BOSEbuild Speaker Cubeは、単なるスピーカー組み立てキットではなく、アプリを使って音遊びをしながら組み立てることで、スピーカーの仕組みに対する理解が自然と深まる学習ツールとなっています。
BOSEbuild Speaker Cube – bosebuild
http://build.bose.com/products/bosebuild-speaker-cube
「BOSEbuild Speaker Cube」がどんな組み立てキットなのかは以下のムービーを見れば一発で理解できます。
BOSEbuild Speaker Cube - YouTube
「BOSEbuild Speaker Cube」の箱をテーブルに置いた少女。
さっそく開封して、中身を取り出し始めました。
次にiPhoneで専用アプリを起動。
BOSEbuild Speaker Cubeは、アプリのガイダンスに従って楽しみながらスピーカーを組み立てられます。
「レベル2:ノイズを出してみよう」という項目では……
アプリのスライダーを操作して、ノイズの大きさを調整します。
パーツの動きの変化と音の変化を見比べて、音が生まれるメカニズムを理解できます。
他にも、部品を跳ね上げたり……
音波の形を変化させたりと、アプリのガイドに従って音遊びをしていく中で、スピーカーの構造や音を作り出す仕組みについての理解が深まるというわけです。
部品を組み立てていくうちに、スピーカーらしき構造が見えてきました。
少女が見つめるのは……
スピーカーの中に設置する、音を作り出す各種チップや回路。
ケーブルを挿して……
部品を箱状に組み立てると……
スピーカーらしくなってきました。
楽しそうに組み立てを進めていく女の子。
各部品ははめ込み式で、接着剤やドライバーなどの工具を使わずに組み立てられます。
スピーカーが完成。
思わず笑みがこぼれます。
ちょうどそのとき、お父さんが現れて、スピーカーから大音量で音楽が鳴りました。BOSEbuild Speaker CubeはBluetoothでスマートフォンなどと無線で接続することもできます。
自分で組み立てると、その喜びもひとしおなのではないでしょうか。
BOSEbuild Speaker Cubeの部品一式はこんな感じ。組み立てるのに必要なのは、はさみとテープ、ガイダンスを表示させるスマートフォンなどの端末のみ。なお、専用のガイダンスアプリはiOSに対応しています。
完成するとスピーカーの大きさは、12.1×12.1×12.1cmで、重さは0.8kg。
組み立てることで、中身がどうなってどのように動作するのかというスピーカーの仕組みを学習できます。
LEDライトを内蔵しており、アプリを使って半透明のボディの色を変更可能。
もちろんスピーカーとして機能します。自作キットではあるものの、音の品質は「BOSEクオリティ」とのこと。
BOSEbuild Speaker Cubeの対象年齢は8歳以上で、価格は149ドル(約1万5000円)。完成したスピーカーは2年間の保証付きとなっています。
BOSEbuild Speaker Cube – bosebuild
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