次の100年間でMINIの自動車はこうなる
自動運転車の開発が進められている中、Googleなどが公道でテストを開始するなど、「無人で走る自動車」というSFのようなアイデアが実現へと近づきつつあります。今後自動車のあり方がどんどん変わっていく時代になってきたわけですが、自動車メーカーのMINIが「次の100年間でMINIの自動車はこうなる」というコンセプトカーのムービーを公開しています。
MEET THE MINI VISION NEXT 100. - YouTube
「未来を想像してください。もし全てのMINIがあなたのものだったら」
ということで、男性が歩いて行くと……
SFチックな自動車がやってきて、自動で男性の前でストップ。
もちろん自動車にはMINIのロゴが入っており、これが未来のMINIのコンセプトカーの模様。
自動車の側面には「Hi! Alec!」というテキストが表示され、ドライバーを自動的に認識しているようです。
すると触れることなくドアが開き始めました。従来の自動車のように引いて開けるのではなく、前にスライドする未来感満載な作り。
運転席と助手席の間に仕切りはなし。左ハンドル・右ハンドル、どっちでも好きな方にハンドルとペダルを移動させることができます。
乗り込むとこんな感じで、かなりコンパクトな設計です。
ハンドルの横にある謎の装置には「INSPIRE ME」と表示されています。これはタッチパネルのようで、画面にタッチすると……
奥に設置されていた数枚のレンズを並べたようなディスプレイらしき装置が起動しました。
男性の瞳が映し出され、虹彩認証を行っているのかと思うと……
誰かの記憶の断片のようなものが次々と映し出されます。海の近くでキャンプしているところや……
サーフィンをしているところ
カメラでパシャリ
花火をしている女性の姿が映し出され……
レンズのような装置のライトがオレンジからブルーに変わりました。ドライバーの男性を認証したということでしょうか。
走り始めるMINIのコンセプトカー。ドアの表面はディスプレイのようになっており、何やら模様も表示されています。
「INSPIRE ME」と表示されていた筒型タッチパネルをクリクリ回しました。
すると奥にあるレンズ型ディスプレイの色が変化。
何の操作をしたのかは謎です。
どうやらトンネルに入ったのでヘッドライトの光量を調節したようです。ヘッドライトも従来の自動車とは全く異なるデザイン。
未来すぎるデザインでロンドンの街を走るMINIのコンセプトカー
目的地に到着した模様。
男性はドアも閉めずにそのまま友達の元へ向かってしまいました。
男性が去ったのを検知し、自動的にドアが閉まったので問題ない様子。
すると別の女性が停車していたMINIのコンセプトカーの元へやってきました。
レンズ型ディスプレイがくるくる動き出し……
女性を認識して「HELLO Kate!」と表示。
にっこりとほほえむ女性。
「全てのMINIは私のMINI」。つまり、1人が1台の自動車を所有するのではなく、みんなで1台の自動車を共有できるというコンセプトなのかも。昨今ではGoogleを筆頭に自動運転車の開発が進められているところですが、今後100年間で登場するというMINIのコンセプトカーはドライバーが自分で運転していました。最初に男性の元にやってきた時は無人だったので、有人・無人のハイブリッドタイプと見られます。
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