レビュー

ボタン一発で360度写真が簡単に撮れる「RICOH THETA」をパワーアップさせるアクセサリーを使ってみました


本体の前後に広角レンズを2つ搭載し、ボタン一発で360度写真や動画を撮影できるカメラが「RICOH THETA」です。最新モデル「RICOH THETA S」の発売から約半年が経ち、THETAをさらにパワーアップさせるアクセサリーが登場しているので、購入して使ってみました。

製品紹介 | RICOH THETA
https://theta360.com/ja/about/theta/#Accessory

今回はTHETAのアクセサリーのうち、「ハードケース TH-1」「ストラップ用アタッチメント」「エクステンションアダプター TE-1」の3種類を購入。


ハードケースは透明ポリカーボネート製の丈夫な作りで、IPX7相当の防滴性能を備えているため、THETAを内側に入れて固定することで水辺などで撮影ができるというもの。


ただし、防水仕様ではないので、水中での撮影はNG。また、光の加減によってはTHETAが映り込んだり、画質が低下する点には注意が必要です。


ケースのてっぺんには成形時の跡が残っていますが、写真にはほどんど写らない部分なので問題はなさそう。


THETAを保護する透明のパーツと、THETAを固定する黒いパーツに分かれます。


ハードケースを使う際には、まずTHETAを黒いパーツにセット。


透明のパーツをかぶせてしっかりと締めればOKです。ケースに入れた状態だと本体のボタンを押して操作することはできないので、ケースに入れる前に本体の電源をオンにしておき、シャッターなどの操作はアプリで行います。


THETA自体は防水ではないので水辺での撮影には不安がありましたが、防滴仕様のハードケースをつけておけば、水辺でも安心して撮影が可能。海水浴やスキーなどのレジャーで活躍しそうです。


実際にTHETA Sにハードケースをつけて、水辺で撮影した写真は以下の通り。光が反射して画像に白い線が入っている部分もありますが、上空や地上付近はきれいに撮影できていました。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

また、黒いパーツは裏面に三脚用のネジ穴が空いているので……


THETAをハードケースに入れた状態で三脚に固定することも可能です。


続いてはストラップ用アタッチメントとエクステンションアダプター。どちらも白い箱に入っています。


箱から取り出してみると、両方とも手のひらにすっぽり収まるほどミニサイズ。


ストラップ用アタッチメントは、シルバー・グレー・グリーン・ブルー・オレンジの5色あり、今回はグレーを購入。THETA底面の三脚用ネジ穴に装着して……


ネックストラップなどを取り付けることが可能になります。


首から下げておけば、いつでもTHETAをサッと構えて360度写真を撮影可能。


エクステンションアダプターはTHETA底面の三脚用ネジ穴に装着することで、「THETAを三脚に固定するとTHETAにケーブルを接続できない」という悩みを解決できるアクセサリー。


全長55.5mm、直径10.0mmのミニサイズながら、真鍮製で重さは30gあり、頑丈な作り。


素の状態のTHETAを三脚に装着すると、三脚台とTHETA底面がぴっちりとくっついてしまいますが……


エクステンションアダプターをつけることで、本体底面と三脚台の間が開くので、THETAを三脚に設置したままUSBによる給電が可能となります。


また、エクステンションアダプターを使えば、THETAを三脚を使用した状態でUSBまたはHDMI接続によるライブストリーミングを行うこともできます。まず最初にTHETA公式サイトからPC向けのライブストリーミング用アプリをダウンロードしておきます。


「ファイルを保存」をクリック。


保存したインストーラーを起動して「実行」をクリック。


「次へ」をクリック。


「インストール」をクリック。


「完了」をクリックしてプログラムを起動します。


続いてはUSBケーブルもしくはHDMIケーブルを使い、THETAをPCに接続。


すると、PCがTHETAを検出するので、「登録」をクリック。


「終了」をクリック。


ライブストリーミングを行うには、別途映像再生用ソフトが必要。今回はTHETAの使用説明書に従って、Media Player Classic Home Cinemaを使用しました。ライブストリーミングの設定を行うため、Media Player Classic Home Cinemaを起動して「表示」メニューから「オプション」を開きます。


「キャプチャ」メニューの映像設定で「THETA UVC Blender」を選び、「OK」をクリックすれば設定完了。


「ファイル」メニューから「デバイスを開く」をクリック。


すると、THETAのとらえている映像がパノラマで表示されました。映像は2~3秒遅れで表示されていて、録音・録画などを行うことが可能です。


なお、RICOH THETA用のアクセサリーはそれぞれAmazonで取り扱いがあり、ハードケースは税込2827円。

Amazon.co.jp: THETA用ハードケース TH-1 防滴 ポリカーボネート製 6910717: カメラ


ストラップ用アタッチメントは税込1309円。

Amazon.co.jp: RICOH ストラップ用アタッチメント グレー ATTACHMENT for STRAP GRAY RICOH THETA 360°910712: カメラ


エクステンションアダプターは税込1727円です。

Amazon|RICOH エクステンション アダプター TE-1 THETA 360°910710|リコー カメラ通販

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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