Appleが「App Store」の検索機能を大幅改善するために極秘チームを結成
By PhotoAtelier
iPhoneやiPadで何らかのアプリを入手したい場合、Appleが提供している「App Store」を使用して目的のアプリを検索する必要があります。このとき重要になってくるのが検索機能の精度ですが、アプリの正しい名称がわからない場合やキーワード検索で目的のアプリを見つけようとした場合に目当てのものが見つからないことも多く、長い間App Storeの検索機能は改善の余地があるものと思われてきました。そのApp Storeの検索機能を大幅に改善すべく、Appleが社内に極秘の開発チームを結成した、とBloombergが報じています。
Apple Pursues New Search Features for a Crowded App Store - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-04-14/apple-said-to-pursue-new-search-features-for-crowded-app-store
Apple reportedly has 'secret team' working on big changes to App Store | The Verge
http://www.theverge.com/2016/4/14/11435832/apple-reportedly-has-secret-team-working-on-big-changes-to-app-store
Bloombergによると、Appleでは約100人の従業員が「App Storeに変化をもたらすために調査を行っている」とのこと。そして、App Storeの検索機能に「検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する」という検索連動型広告を導入することが、Appleの考える「変化」の中で最も重要なもの、と考えられている模様。検索連動型広告が導入されれば、広告料さえ支払えば検索結果の上位にアプリを表示させられるようになります。
なお、検索連動型広告はAndroidのアプリストアであるGoogle Playには既に導入されており、特にゲームカテゴリでは広告料を支払って検索上位に表示されることとなったアプリの姿を頻繁に見かけることができるそうです。
実際にPlayストアアプリで「アクションゲーム」と検索すると、検索結果画面は以下のようになります。
新しい検索機能をApp Storeに導入するべく動いている極秘チームのリーダーはトッド・テレシー氏。彼はAppleが撤退を表明したiOS向けのモバイルアドネットワーク「iAd」の指揮をとっていた人物で、Appleの役員でもあります。そのトッド氏とiAd運用時に彼のもとで働いていた従業員の多くが極秘チームとしてApp Storeの機能改善に取り組んでいるというわけ。
なお、Bloombergの報道によるとトッド氏率いる極秘チームが検索機能の改善に動き出したのはごくごく最近のことで、「新しい機能がいつ導入されることになるのかは不明」とのこと。なお、Appleは2012年に検索機能を強化するためにChompを買収しています。
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