GoogleのエンジニアがUSBデバイスとウェブを直接接続できるAPIを作成

By Etienne

Googleでエンジニアを務めるライリー・グラント氏とケン・ロコット氏が「World Wide Web Consortium’s Incubator Community Group(W3C WICG)」にウェブからPCに接続されたUSBデバイスに直接アクセスできるAPI「WebUSB API」の非公式のドラフトを提出しました。WebUSB APIは、USBデバイスとウェブを安全に接続するための方法を提供するためのAPIで、デバイスを開発するメーカーに大きなメリットがあるとのことです。

WebUSB API
https://wicg.github.io/webusb/


WebUSB API could help streamline USB device setup
http://www.neowin.net/news/webusb-api-could-help-streamline-usb-device-setup

WebUSB APIは、USBフラッシュドライブだけでなくキーボードやマウス、3Dプリンター、IoT製品などUSBでPCに接続する全てのデバイスを対象としており、USBデバイスを専用のプラットフォームなしで安全にウェブに接続できるというものです。提出されたドラフトによれば、デバイスを製造するメーカーは、WebUSB APIによってクロスプラットフォームのJavaScript SDKをデバイスに構築することができるとのこと。ブラウザは新しいUSBデバイスが特別なAPIを必要とするくらい人気を得るのを待つ必要がなくなり、メーカーだけでなくウェブにとっても利益があります。

By Juan Pablo Olmo

IT系ニュースサイトのNeowinによれば、WebUSB APIを使うとUSBデバイスを使用する際にインターネットから必要なドライバやソフトウェアを自動でインストールしてくれるようになり、わざわざデバイスの製品ページを探してドライバやソフトウェアを入手する必要がなくなるためユーザーにとってもメリットがあるとのことです。

また、WebUSB APIはCross-Origin Resource Sharing(CORS)のような保護システムを採用しており、ウェブページが他のドメインからデータを取得するためのリクエストを制限します。簡単に言うと、ウェブページはUSBデバイスを介してPCやUSBデバイスに保存されているデータにアクセスできないということ。このため、WebUSB APIは安全な方法でウェブとUSBデバイスを接続できるわけです。

オフライン時には使えないことやドライバやソフトウェアをダウンロードする製品ページが変更された場合に不具合が生じる可能性などを指摘する声があるのも事実ですが、WebUSB APIはまだドラフトが提出された段階であり、今後の発展に期待がかかります。

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in ウェブアプリ, Posted by darkhorse_log