ハードウェア

窓にカメラ・ディスプレイ・太陽電池・ワイパーなどを追加して自分好みにカスタマイズできるスマート窓「M.W. - Module Window」


「何十年も同じように暮らす人はいない。それなのに窓は、一度選んだら、後はずっとそのままでした。」という着眼点から出発した、窓にさまざまな部品を追加して、自由に組み合わせを変えてさまざまな機能を実現できるスマート窓が「M.W. - Module Windows」です。天気情報やビデオチャット画面を表示したり、自動お掃除機能や日光の角度調節といった機能を好みに合わせて追加できるスマート窓となっています。

M.W. - Module Window | YKK AP
http://module-window.jp/


「M.W. - Module Windows」がどのような窓なのかは、以下のムービーを見るとよく分かるようになっています。

M.W. - Module Windows | YKK AP - YouTube


一般的に窓はガラスの向こう側に外の景色が見えるだけで、さらに一度窓を設置した後は窓枠やガラスを入れ替えることはほとんどありません。


そこで、窓枠に基板を埋め込み、モジュール(部品)を組み替えられるようにした窓が「M.W.」です。


M.W.は、窓枠とモジュールを組み替えることで、さまざまな機能を実現することができます。


例えば窓ガラスにディスプレイ機能を搭載して、インターネット通信と組み合わせると……


窓をディスプレイとして使用し、インターネットビデオ通話画面をディスプレイに表示することで、離れたところに住む友達と誕生日パーティーを行うことができます。


ワイパーとセンサーの組み合わせでは……


窓の汚れをセンサーが感知して、自動的にワイパーが汚れを掃除。


ブラインドとタイマーを組み合わせると……


ブラインドが自動的に適切な角度に動いて、日光の差し込む角度を調節。部屋に置いてある観葉植物の生育を助けます。


このように、ユーザーのライフスタイルに合わせて変化する窓が「M.T」、というわけです。


M.T.は透明太陽電池ガラスを使用していて、窓枠に照度センサー、インターネット通信&Bluetooth通信チップ、LEDライト、タッチセンサー、気圧センサー、カメラ、風速センサー、指向性マイクを搭載。


M.W.はいくつかのモデルがあり、例えば「映しの窓」は以下のように窓がディスプレイとなって天気情報を表示します。


ディスプレイに表示できる情報は、天気・湿度・紫外線・花粉などの外気情報の他に、写真やTV、音楽、騒音レベル、時計など。また、リアルタイムの風速に対応して揺れるカーテンや、お絵描き画面として使うことも可能。


「光の窓」は、ブラインド機能で太陽光の角度を自在に調節します。


「空気の窓」は、ガラスが上下左右四方向に開閉して空気の入れ換えを行うほか、サッシの通気口からも空気が送られるので窓を開けなくても換気を行うことが可能。


ほかにも、「防犯窓」「育つ窓」「引き出し窓」や……


「折り窓」「レンズ窓」「スケール窓」


「呼吸窓」「栽培窓」「お絵かき窓」といったモデルがあり。


さまざまなモデルのM.T.に、ワイパー、カメラ、ヘルスセンサー、透明太陽電池ガラス、指向性マイク、ノイズキャンセラーの6種類の追加部品を組み合わせることで、いろいろな使い方が可能です。


M.W.は窓メーカーのYKK APによる「10年後の未来の窓」をテーマにしたコンセプトモデルですが、2016年6月2日グランドオープン予定の品川インターシティホール棟体感ショールームで実際にM.W.に触ることができるとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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