2016年04月06日 23時00分レビュー

PS4がバージョン3.50でPC・Macでのリモートプレイに対応したので実際に試してみた

2016年4月6日(水)からPS4の最新版アップデートとなる「システムソフトウェアバージョン3.50」が配布されています。アップデートが完了すれば、これまでXperiaやPS Vitaで可能だったPS4の遠隔操作がWindows 8.1・Windows 10以降のPC、およびMacのOS X 10.10・10.11に対応するとのことなので、実際にSurface Pro 4とMacBookでリモートプレイの感触を確かめてみました。

PCでもリモートプレイが可能に！ PlayStation®4システムソフトウェアバージョン3.50は4月6日(水)アップデート！ | PlayStation®.Blog
https://www.jp.playstation.com/blog/detail/2742/20160405-ps4.html

実際にSurface Pro 4でPS4の「スターウォーズ・バトルフロント」をプレイしている様子は以下のムービーから。実際のディスプレイを後ろに映しているので、見比べてどれくらいの遅延やグラフィックの違いがあるか確認できます。

PS4のゲームをPCでプレイできる「リモートプレイ機能」をWindows 10搭載PCで試してみた(通常設定) - YouTube

PCでリモートプレイを行うには、PS4本体を最新版の「バージョン3.50」にアップデートして、リモートプレイで使用する端末に「PS4リモートプレイ」というソフトウェアをインストールする必要があります。PS4リモートプレイは以下のページから無料でダウンロード可能です。

PS4リモートプレイ Windows® PC / Mac
https://remoteplay.dl.playstation.net/remoteplay/lang/jp/index.html

ダウンロードが完了したら、PS4を起動したままPCでPS4リモートプレイを起動します。するとPS4のコントローラーをPCにUSB接続するよう指示されます。

こんな感じで接続すればOK。ワイヤレスのままではゲームを操作できないので要注意。

同じLANネットワーク内のPS4を自動的に検出したら、Playstationアカウントとパスワードを入力すると、リモートプレイが開始されます。次回からはPS4リモートプレイを立ち上げて「はじめる」をクリックするだけでアカウント情報を入力せずにリモートプレイを行うことが可能です。

実際にFPSゲームをプレイしたところ、気になるようなラグや操作のストレスを感じることはなく、スムーズにプレイすることができました。これなら家族がテレビを使っている時などは、PS4だけ起動させて気兼ねなくPCでゲームをプレイすることができそう。

「自分の環境では重い」という場合は、PS4リモートプレイを起動後に「設定」から解像度やフレームレートを変更することが可能。初期設定は解像度が標準(540p)、フレームレートは「標準(30fps)」となっており、上記ムービーも初期設定で行っています。解像度は「低(360p)/標準(540p)/高(720p)」、フレームレートは「標準(30fps)/高(60fps)」に調整することができます。

実際に設定を全て最高にしてリモートプレイしている様子は以下から確認できます。

PS4のゲームをPCでプレイできる「リモートプレイ機能」をWindows 10搭載PCで試してみた(最高設定) - YouTube

MacBookでも、ほとんど同じ手順でPS4リモートプレイを行うことができます。USB 2.0などのポートがあるMacなら問題なしですが、新型MacBookの場合はUSB Type-Cポートしかないので変換アダプタを接続する必要があるほか、ポートが1口のみであることから充電しながらプレイできないので少し面倒になります。

また、MacのPS4リモートプレイもWindows版と同様に設定変更が可能。Macの場合は起動後にメニューバーの「PS4 Remote Play」から「環境設定」をクリックすればOKです。

なお、「システムソフトウェアバージョン3.50」でできるようになったのはPCのリモートプレイだけではなく、フレンドとのゲームイベントスケジュールを自由に設定できるようになったほか、「セッションプレイ」でパーティー内のフレンドと一緒にゲームタイトルのセッションへ簡単に参加できるようになるなど、フレンド同士との楽しみ方も強化されています。