DJIの最新ドローン「Phantom 4」がやってきたので早速フォトレビュー
DJIは2016年3月初旬に新型ドローン「Phantom 4」を発表しました。障害物センサーを搭載することで従来にはない障害物回避能力を備えたというPhantom 4をGIGAZINE編集部でもポチっていたところ、3月16日に到着したのでさっそく開封してあちこち撮影してみました。
PHANTOM 4 - Phantom 4は、DJI史上最もスマートなフライングカメラです
http://www.dji.com/jp/product/phantom-4
到着したDJI Phantom 4の箱。Phantom 3は横に平らな箱だったので、イメージが全く異なります。
箱のデザインは至ってシンプル。横面に簡単な説明やアプリのQRコードなどが印字されているのみ。
天面のフタを開けると、灰色の発泡スチロールのような箱が出現。
そのままズボッと取り出すと、キャリングケースを兼ねた内箱が出現しました。
キャリングケースには、このようなロックが採用されており……
レバーを起こし、90度ひねるとフタが開くようになっています。
フタを開けたところ。Phantom 4をガッチリ固定できる構造になっているのが良くわかります。
ちなみにフタのロック機構はこんな感じ。
ケースは全て発泡スチロールで成型されており、必要なデバイスが全て収まるように設計されています。
中身はこんな感じ。マニュアル類やPhantom 4の本体と操縦用の送信機、電源やケーブル類、そして脱着式のプロペラは、スペアを含めて2組・8枚が入っていました。
電源周りとケーブル類。充電用のACアダプターとケーブル、そしてMicro-USB変換コネクターとMicro-USBケーブルが入っています。
ACアダプターの先は、このように2種類のコネクターになっています。左がPhantom 4用のバッテリーにつなぐ端子で、右の丸いものが送信機の充電用。
両方を同時に充電することが可能なので、スタンバイに時間を取られることが少なくなりそうです。
マニュアル類は、クイックスタートガイドと同梱物の説明書が英語と日本語で、そして安全関連の英語の書類が2部入っていました。
◆送信機
箱から取り出した状態の送信機はこんな感じ。あらかじめ、スマートフォンやタブレットをのせる台がセットされています。
上面には2本のコントロールスティックと、電源ボタン、ホーム帰還ボタンを配置。
天面には大小のボタンやロータリースイッチに加え、USB端子とMicro-USB端子が置かれています。
本体右上には、カメラの設定を操作するダイヤル、シャッターボタン、インテリジェントフライトの一時停止ボタン
左上には、カメラのジンバルを調節するダイヤル、録画ボタン、フライトモードスイッチが並んでいます。
背面はシンプル。左右の人さし指が来る位置に、ボタンが左右で2個配置されています。
充電用の端子は、ボディ右側のグリップにあるゴム製のカバーを外したところにあります。
ホルダーはこのように長さを調節できるようになっており……
iPad Airシリーズのサイズにまで対応しています。
スマートフォンの場合は、このように途中にあるツメを立てることで対応が可能。
そして送信機に備わっているUSB端子とタブレット/スマートフォンを接続。Phantom 4では、このようにUSBケーブルで接続して使う方法がデフォルトとなっています。iOS端末の場合でも、Lightningケーブルを使って接続すればOKです。
ディスプレイの角度は、ホルダーの下にあるねじを回して調整が可能。
◆Phantom 4本体
そしてPhantom 4の本体がこんな感じ。先代のPhantom 3に比べて、やや本体が厚くなっており、表面には光沢が見えます。
向かって右側の左サイドには、microSDカードスロットとMicro-USB端子を配置。Phantom 3と比べると、アーム部分の赤やゴールド、シルバーのワンポイントデザインが入っていないこともあって非常にシンプルな見た目。
スロットにはmicroSDカードが挿さった状態で出荷されています。
背面はこんな感じ。バッテリーの残量を示すインジケーターと、電源スイッチが見えます。
バッテリー
上下のツメを押して引っ張ると、このようにズボッと抜けます。
右サイドには何もありませんでした。
カメラは、このように保護用の透明なステーで保持されています。
ステーは左右の脚で固定するようになっています。
ステーを外すと、カメラがくるんと回りました。電源が入っていないとフリー状態になるのはPhantom 3と同じ状態。
そして、Phantom 4の大きな特徴の一つ、障害物を検知するための光学センサーが本体前方に向けて2つ内蔵されています。
光学センサーなので、レンズや受光部が見えるのかと思いきや、真っ黒になっているので何も確認できず。
また、本体底部にも下に向けて2つの光学センサーと超音波センサーが搭載されています。
これらのセンサーを活用することで、Phantom 4は周囲の障害物を検知して自動で停止したり、回避したりする能力を身に付けているというわけです。
ローターを回転させるモーターの形状が新しくなっており、従来のようなネジで締め付けるタイプではなくなっています。
モーターの下には、機体の向きを確認したり、バッテリーの状態を知らせたりするLEDランプが内蔵されています。
ローターは、通常の4枚に加えてスペア用の4枚が同梱されています。
このように、黒とグレーのリングで色分けされているので……
黒いリングがあるほうは、モーターのマウントに黒い点があるほうのローター
そして、グレーのローターはマウントに何も印字されていないモーターにセットするようになっています。
というわけで、ローターを装備してドローンらしい姿になったPhantom 4。
送信機にiPad Air 2をセットして、準備万端の状態。
まずは送信機の電源を入れ……
次にPhantom 4の電源を投入。
電源の投入からアプリとの接続を開始する様子は以下のムービーから。後日、実際にPhantom 4を飛ばしたレビューを掲載予定なのでお楽しみに。
「DJI Phantom4」電源投入~アプリ接続開始まで - YouTube
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