夫の「テスラ モデルS」と妻の「テスラ モデルX」でゼロヨン対決したら衝撃的な結果になった
テスラモーターズの3台目のEVは、SUVタイプの「モデルX」で「ファルコンウィング」と名付けられた特殊なドアを搭載する高価なラグジュアリーカーでした。そんな高級車のモデルXにドラッグレース未経験の妻と、ハイパフォーマンスで知られるテスラの2台目の「モデルS」を駆るドラッグレース経験豊富な夫が、ヨーイドンで400メートルを駆け抜けるゼロヨンで対決したところ、予想外の結果が出ています。
Tesla Model X vs Model S P90D Ludicrous Husband vs Wife Drag Racing 1/4 Mile Showdown - YouTube
テスラの最新作「モデルX」の性能を試すべく、モデルSのハイパフォーマンスモデルと比較することにします。
ファルコンウィングを誇らしげに掲げる青いマシンがモデルX。SUVタイプのモデルXは価格が8万ドル(約900万円)から。
比較対象は赤色のモデルS。
モデルX、モデルSともに568kW(約772馬力)を誇るハイパフォーマンスモデルの「P90D」がコースに持ち込まれました。
動力性能の比較は、停止状態からスタートして4分の1マイル(約400メートル)を駆け抜ける、いわゆる「ゼロヨン」で行います。ただし、ドライバーは夫と妻。
モデルSにはドラッグレース経験豊富な夫が乗り……
モデルXにはドラッグレース未経験の妻が乗るとのこと。
いよいよ対決。夫は無線で妻にレースの方法をアドバイスしています。
1回目。
レース初体験の妻は、緊張のあまりかグリーンシグナルが点灯する前に飛び出してしまいました。
グリーンシグナルが点灯したのでスタートする夫。タイヤのスキール音を響かせて妻を追いかけます。
妻の駆るモデルXのテールを拝む夫。
差が縮まらない……。
一方の妻はフライングもどこ吹く風でぶっ飛ばします。
なんと逃げ切りに成功。
同じパワートレインとはいえ、車重の面でも空力的にも不利なはずのモデルXは、モデルSと互角の勝負をしてしまいました。恐るべしモデルX……。
レース2回目。
なんと夫の準備が整わないうちに、またしても妻はスタート。
かっ飛んで行く妻のモデルXを……
呆然と見つめる夫。
本当に初めてのレースなのかと驚いてしまう妻の爆走ぶり。
そして400メートルのゴール地点を通過。電光掲示板に現れたタイムは11秒616@時速116マイル(時速187キロメートル)。
なんと、これはノーマル状態の市販車(SUV)としては、ベントレー・ベンテイガの持つ世界記録を上回る新記録。恐るべしモデルX、そして妻……。
3回目のレース。
ほぼ同時のきれいなスタート。
結果は0.19秒という僅差でモデルSの勝利。しかし、モデルSに食らいつくモデルXの動力性能は間違いなくホンモノです。
モデルSにまったく見劣りしない加速性能を持つモデルXは、ドラッグレース初体験の女性が不安なくアクセルをベタ踏みできる安定性をも兼ね備えている模様。世界記録まで生まれたドラッグレースは、モデルXの圧倒的な走行性能をまざまざと見せつける結果となりました。
なお、モデルXとモデルSのゼロヨン対決で得られた詳細な走行データは、以下のサイトで確認できます。
Tesla Model X vs Model S P90D Ludicrous – World Record Set During Husband vs Wife Drag Racing 1/4 Mile Showdown | DragTimes.com Drag Racing, Fast Cars, Muscle Cars Blog
http://www.dragtimes.com/blog/tesla-model-x-vs-model-s
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