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Googleが密かに教育機関向けサービス「Play for Education」を終了


Googleが2013年から提供していた教育機関向けサービス「Play for Education」が、2016年3月で終了することが判明しました。

CRN Exclusive: Google Terminating Play For Education In A Small-Scale Retreat From Android's Educational Market - Page: 1 | CRN
http://www.crn.com/news/mobility/300079688/crn-exclusive-google-terminating-play-for-education-in-a-small-scale-retreat-from-androids-educational-market.htm

After over two years, Google quietly ends the Google Play for Education program | 9to5Google
http://9to5google.com/2016/02/16/google-quietly-ends-google-play-for-education/

「Play for Education」は、教育機関でのタブレット端末の普及を目指して提供されていたGoogleによるサービスで、2013年11月に発表されていたものでした。テクノロジー系メディアCRNが独占的に報じた内容によると、Googleは「Play for Education」のライセンス販売を2016年3月14日をもって終了することを認めたとのこと。

CRNに対して匿名を条件に取材に応じたGoogleの幹部によると、この人物がタブレットを顧客に売り込もうとした時にサービス終了の事実を知ったとのこと。顧客から依頼された端末の見積もりを取ろうとして製造メーカーに問い合わせたところ、すでに廃番扱いになっていることを知らされたそうです。


Googleは2015年にもPlay for Educationのマーケティング策を講じたとのことですが、同幹部は「効果があったかどうかはわからない」と話しているとのこと。

教育機関向けのサービスの一つが終了することが判明したわけですが、実際のところGoogleではChromebookを教育機関向けに提供するサービスに傾注していることから、Googleにとってそれほど痛手にはならなさそう。なお、この分野ではAppleもiPadを教育の現場に普及させる取り組みを進めており、Play for Educationの「敗因」は、1台の端末で管理できるアカウントの数が少なかったことが挙げられています。


GoogleはTechCrunchの取材に対し、すでにPlay for Educationを活用している顧客に対してはサポートを継続することを表明しているとのこと。Googleの広報は「3月14日をもって、GoogleはGoogle Play for Educationのライセンス販売を終了します。Googleでは初等教育から高等教育にまたがるK-12において最も売れているChromebookをはじめとするクラス最高の教育ツールや教育アプリのエコシステムを教育機関向けに提供することにコミットしています。GoogleはPlay for Educationの顧客および販売された端末のサポートを継続します」とコメントを表明しているとのことです。

Google Quietly Shutters Play For Education | TechCrunch
http://techcrunch.com/2016/02/16/google-quietly-shutters-play-for-education/?ncid=rss

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in ネットサービス,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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