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お掃除ロボのルンバがWi-Fiとカメラを搭載、新型「ルンバ 980」は一体何がすごいのか?


全自動で部屋を掃除してくれる「ルンバ」の最新モデルが「ルンバ 980」です。Wi-Fiを搭載してスマートフォンからの操作が可能になっただけでなく、カメラを搭載することで家具の配置や部屋の形を把握して自分でマップを作成、一度掃除した場所を何度も掃除しない効率性を身につけており、床の素材によって吸引力を自動的に10倍に上げることもできるという、かなり賢いお掃除ロボットへと進化したようです。

iRobot Roomba Vacuum Cleaning Robot
http://www.irobot.com/For-the-Home/Vacuum-Cleaning/Roomba.aspx

ルンバ 980がどんな風にお掃除してくれるのかは以下のムービーを見ると一発で分かります。

iRobot Roomba® 980- Overview - YouTube


まずルンバ 980の特徴はアプリから簡単に操作できるようになったこと。アプリ画面にある「CLEAN」ボタンを押すと……


ルンバ 980が動き出しました。


カーペットの上のほこりやゴミを……


跡形なく片付けてくれます。


やみくもに動きまくるのではなく、一度掃除した場所を再び走らないよう、効率的に動いていきます。


狭い場所もすいすいお掃除。


部屋から部屋へとスムーズに移動し……


軽い段差は乗り越えます。


ルンバはセンサーとビジュアル・ローカライズ・システムを搭載。


上記2つを組み合わせて使うことで家具の配置や部屋の形を理解し地図を作るので、自分が今どこにいて次はどこに向かうべきかを把握します。


また、1300万人のユーザーから実際の部屋の状況を調査し、家具の下や壁際はどう掃除すればいいのかを導き出しました。


階段など大きな段差は自分で避けて……


普段は隠れた場所にあるチリ・ほこりも吸い取ります。


付属のブラシを使って角がある部分の掃除も完璧に仕上げることが可能。


さらに、フローリングからカーペットに乗り上げると、奥の方からもゴミを吸い取れるように、自動的に吸引力が10倍にアップ。床の素材に合わせて適切な掃除を行います。


以下のように付属のローラーがどんどんゴミを吸い上げてくれるわけです。


さらにアプリでは……


「月曜日の午前9時」というように、決まった時間に勝手にお掃除してくれる設定にすることも可能です。


掃除の時間は複数設定できます。


さらに、1回の充電で2時間動くことができますが、充電がなくなったら自動的にホームベースに戻ってくれるので、途中で力尽きて部屋の真ん中で「充電してください」というアラームが響くこともありません。


以下のムービーはルンバ 980が掃除した場所を塗りつぶしていくもの。ルンバの通った跡で見事に部屋の間取りが完成する様子が見て取れます。

iRobot Roomba® 980- The iRobot® Entire Level Challenge - YouTube


こんな感じで、まずは通路を進んでいき……


リビングに到達。


家具の位置を把握しつつ、ダイニングをくまなくお掃除。


最後まで掃除し終えると、ルンバが通った跡で間取りが完成しました。


この他にも、さらに家の環境に合わせてルンバ 980を活用できます。

iRobot Roomba® 980- Optimized Experience - YouTube


アプリからの操作の他、本体のボタンを押してもお掃除を開始することは可能です。


充電はコンセントと接続したホームベースで。


入って欲しくない場所にはバーチャル・ウォール、つまり見えない壁を作ってルンバ 980の侵入を防ぐことも可能です。


また、ペットの餌など、ルンバがぶつかったら壊れたり惨事が起こってしまいそうなアイテムも、バリアーを貼ることができます。


ということで、ムービーからは、これまでよりもさらに賢く、効率的に、使いやすくなったことが分かるルンバ 980ですが、「実際のところ使い勝手はどうなの?」ということで、海外メディアでは既にレビューが公開されています。

iRobot ルンバ 980 review - CNET
http://www.cnet.com/products/irobot-roomba-980/

CNETが実機をレビューしたところ、十点満点でパフォーマンスが6点、機能が7点、デザインが8点、使いやすさが9点で、総合すると7.2点とのこと。Wi-Fi対応やカメラの搭載などは評価されたようですが、2013年に登場したルンバ880に比べてバッテリーの持ちが向上しているとは言えないことや、サードパーティーがiRobotのアプリに機能を追加できないことがマイナス点となったようです。また、吸引力について言うと、ネイト Botvac 85の方が強力だったとのこと。

なお、カメラが搭載しているということで、セキュリティ面が気になるところですが、iRobot広報によると、撮影したデータやマップは掃除後90分で消去され、クラウドなどにアップロードされることもないそうです。

・つづき
お掃除ロボ「ルンバ」が頭脳派に、スマホ操作可能&カメラ搭載で部屋の形や家具の位置を把握して掃除可能になった「ルンバ980」レビュー - GIGAZINE

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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