レビュー

モバイル端末からでもかんたんにコンテンツを作りクリエイターになれる「Mozilla Webmaker」


ウェブブラウザ「Firefox」などで知られるMozillaが、スマートフォンやモバイル端末からインターネット文化に触れるようになったユーザーに向けて、クリエイターになることを助けるツールとしてAndroid版の「Webmaker」をリリースしました。

Mozilla Webmaker, Meet the World | The Mozilla Blog
https://blog.mozilla.org/blog/2015/08/17/mozilla-webmaker-meet-the-world-2/

Webmaker - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.mozilla.webmaker

Mozillaは、PCよりも先にスマートフォンなどのモバイル端末でインターネットに触れるユーザーがコンテンツを受け身で消費し、あまり積極的に関わっていない「リードオンリー」の立場にあるのではないかと懸念しています。そこで、消費者ではなくクリエイターの立場に立つことでビジネスチャンスを生み出すことができ、また、みんなが等しく貢献することによって、ウェブがよりよい場所になるという理念から、この「Webmaker」をリリースしたというわけです。

実際にNexus 6にインストールして使ってみました。まずはGoogle Playからインストール。


「同意する」をタップ


「開く」をタップ。


初回はユーザー登録が必要なので、公開されたコンテンツのクリエイターとして表示されるユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力して「Join Webmaker」をタップ。


もしログアウトした場合は、ユーザー名とパスワードを入れて「Sign in」をタップすればOK。


画面は非常にシンプルで、どんなコンテンツが公開されているのかが見られる「DISCOVER」タブと、自分でコンテンツを作る「MAKE」タブの2つに分かれています。DISCOVERタブに表示されている適当なコンテンツをタップすると……


中身が読めます。これは「ネクタイの結び方」、まずは「Let's start」をタップ。


1行程ずつ説明が入っているので「Ok, Then?」ボタンをタップして読み進めていき……


最後のページでネクタイを結び終えました。


「MAKE」タブでは、自分でコンテンツを作れます。「Create a Project」をタップ。


コンテンツは1枚以上のページで構成され、ページの位置は上下左右どこにつなげてもOK。まずは1枚目を作るために、ペンのアイコンをタップ。


ここで「+」のアイコンをタップすると……


3種類のアイコンが登場。「Aa」と書かれたアイコンは文字の挿入、カメラアイコンは写真の挿入、右上に矢印の伸びたアイコンはボタンの挿入を行います。


たとえば文字だと、このようにテキストの内容・フォント・色・スタイル(太字・斜字・下線)を簡単に変更できます。


フォントは「Roboto」「Bitter」「Pacifico」の3種類


色は既定のものが6種類あるほか、右端のアイコンをタップすると……


自分の好みの色を選ぶことができます。


ボタンも同様に、文字列・リンク先・角の丸さ・フォント・背景色を変更できます。


背景色が薄いときは文字は黒、背景色が濃いときは文字は白に自動的に変わります。


ボタンをタップしたときに飛ぶリンク先も、このように自分で設定します。


ページは必ずしも一方向につなげる必要はないので、このようにL字に曲げてもOK。


どの方向にページが繋がっているのかは、画面上に表示された矢印で分かります。ボタンをクリックして読み進めるようにするのが親切ですが、スワイプで読み進めるスタイルにするのもOK。何をどう見せるかは、作り手次第です。


ちなみに、各コンテンツはクリエイティブ・コモンズの「CC BY-SA 3.0」で公開されます。


「MAKE」タブに戻って、各プロジェクトの個別メニューを見てみましたが「Share(シェア)」と「Delete(削除)」のみで、「下書き段階なのでまだ非公開にしておく」という項目はありませんでした。どうやら、保存したものはすべて公開になるようです。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア, Posted by logc_nt

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