メモ

広告ブロック機能を使っているユーザーは予想よりも多いことが明らかに

by thematthewknot

調査会社・GlobalWebIndexの調べにより、ウェブサイトに表示されている広告を非表示にする「Adblock」「μblock」などの広告ブロック機能を使用している人が、考えられていたよりも多いことが分かりました。

Adblocking is More Common than You Think
http://www.globalwebindex.net/blog/adblocking-is-more-common-than-you-think


質問は「あなたが先月、主に使っているコンピュータからインターネットにアクセスしたときに用いたものを、選択肢から選んでください」というもので、インターネットを利用する16歳から64歳までのユーザーのうち27%が、主に使っている端末において何らかの広告ブロック機能を使用していることが判明。地域別に見ると最も多いのはヨーロッパの29%ですが、最も低くても中東&アフリカの23%と、そこまでの大きな差はついていません。なお、広告をブロックするためにどういった手段を用いているのかという詳しい部分は不明です。

また、広告ブロック以外の回答は「プライベートブラウジングの使用」(47%)、「Cookieの削除」(40%)、「追跡防止機能の使用」(15%)で、ユーザーのプライバシー意識の高まりもみられる結果となりました。


広告を巡っては、2015年秋にリリースされる予定の「iOS 9」で、広告をブロックする機能が搭載されることが噂になっています。

The adblocking revolution is months away (with iOS 9) – with trouble for advertisers, publishers and Google | The Overspill: when there's more that I want to say
https://theoverspill.wordpress.com/2015/07/30/the-adblocking-revolution-is-months-away-with-ios-9-with-trouble-for-advertisers-publishers-and-google/

実際のところは、最初から広告ブロック機能を搭載するのではなく、後から追加提供という形になるようですが、実際に広告をブロックする「Purify for iOS」を使っているデモムービーがYouTubeで公開されています。

Purify for iOS: [Refined] Sneak-Peek - YouTube


Safariでブラウジング


プライベートブラウズモードを使用します


まず開いたのはIBTimes……


と思ったらバナー広告が画面を占領するかのように現れました


サイトを読み進めていくと、今度は本文に重なる位置にバナーが……。


MacRumorsの場合、サイトのロゴより上にバナー広告が表示されています。これはよく見かけます。


記事と記事との間にも広告が1つ挿入されています。


最後はYouTube。テイラー・スウィフトのミュージックビデオを見ようと再生ボタンをタップ。


ところが、「Your video will play after this ad.」の文字が表示され……


広告の再生が始まりました。


そこで、「設定」から「Safari」をタップして……


「Purify blocker」をオンに。


再び各サイトを見ていきます。


今度はバナー広告が重なることはありませんでした。


こちらも綺麗さっぱりバナー広告が消えています。


記事の終わりには、すぐに次の記事の先頭が見えています。


YouTubeでも……


広告が再生されることはなく、すぐにミュージックビデオを見られました。


「Purify」はこの秋、iOS 9向けに登場予定。


また、バナー広告ではないものの、昨日7月30日にYahoo!ニュースはスタッフブログで、広告であることを隠して編集コンテンツ(普通の記事など)と誤認させるものを「積極的に排除し、撲滅したい」という考えを表明しました。

編集コンテンツと誤認させて広告を届ける行為(ステルスマーケティング、いわゆるステマ)に対する考え - Yahoo!ニュース スタッフブログ
http://staffblog.news.yahoo.co.jp/info/20150730.html

CNET Japanによると、「Yahoo!ニュースで契約しているニュース提供各社に対し、7月30日、『ステマを促す事業者』に関する情報提供を促す連絡をした」とのこと。

前述のように、広告に対するブロックが厳しくなると、ノンクレジットで広告だとはわからない記事広告が今以上に増える可能性がありますが、それに釘を刺した形となりました。これからインターネット広告は、どんな方向へ向かうのでしょうか……?

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in メモ, Posted by logc_nt

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