ロシア美女の過去100年間にわたるメイクやヘアスタイルの遷移がわかるムービー
その美しさから「妖精」と形容されることもあるロシアの女性が、1910年~2010年代までの100年間でどのようにメイクやヘアスタイルを変化させてきたのか、その歴史が1分ちょっとで分かるムービーが公開されています。
100 Years of Beauty - Episode 8: Russia (Anya) - YouTube
過去100年間のロシアで流行した女性のメイクや髪型を再現するモデルとなるのはタレントのアーニャさん。
こんな感じで入れ替わり立ち替わりメイクスタッフや衣装スタッフがアーニャさんを当時のスタイルに変貌させていきます。
まずは1910年代。クルクルの巻き髪で化粧っ気は薄く、頭には真珠を飾り付けています。首元に赤いバラを添えるのが流行していたのでしょうか。
1920年代になると、ショートヘアのおとなしい髪型が主流に。
髪型とは対照的にアイシャドウが濃くなり、妖艶な雰囲気を醸し出しています。
1930年代は、赤ずきんをつけたアーニャさんがたくましいポージングを披露。
しかしながら、ナチュラルメイクのアーニャさんが遠くを見つめる様子は、まるで童話に出てくる赤ずきんのようです。
1940年代は真っ赤な口紅とアップにセットしたヘアースタイルで一気に派手な印象に。
と思ったらアーニャさんは化粧を落としてしまい……
軍帽をかぶってキリッとしたスタイルに。第二次世界大戦当時、他の国では見られない現象として、多くの女性が兵士として志願したことを象徴している様子。
1950年に入ると髪の毛を全てリボンでまとめておだんごにしたヘアスタイルに。
ここまでで一番ポップなスタイルになりました。
1960年代はヘアバンドで髪をまとめるスタイルが流行。
おでこが出ているのは1950年代と同じですが、口紅がピンクになり、アイシャドウが濃くなったことで落ち着いた印象です。
髪をすっかりおろして大人っぽくなった1970年代。目元も初めて青色が使われています。
女性のコサック帽も流行していた模様。
うってかわって1980年代は、全体に強いパーマをあててパンクな髪型に。
ディスコが似合う元気はつらつな女性が好まれていたようです。
現代に近づいてきた1990年代。美白が流行っていたのか肌が真っ白なメイクになり、ロングヘアで前髪だけ短め、という独特な髪型はロシアっぽいかも。
かっこよさと美しさを両立させたようなイメージ。
2000年はすらりとしたストレートヘアになり、日本人女性でもありそうな髪型になりました。
そして最後の2010年代、全体的にかなり化粧が濃くなり、長めの髪をばっさりと横分けしています。
と思ったら、アーニャさんはなぜかニット帽を首までかぶってしまい……
はさみでチョキチョキ。
目出し帽を完成させて強く拳を握りました。これはプーチン大統領を批判するパフォーマンスを行ったことで知られる、ロシアの女性パンクバンド「プッシー・ライオット」を真似たものと思われます。バンドの女性らが治安部隊にムチでたたかれる動画が話題になっていたことから、2010年代の象徴となったようです。
アーニャさんが目出し帽を外してロシアの100年間は幕引き。
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