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YouTubeが報道価値の高いムービーの真実性を検証・選別するサービス「YouTube Newswire」を開始


YouTubeにアップロードされるムービーは日増しに増え、中には非常に価値の高い「リアルな現場」をとらえたものもあります。しかし、真実かどうかを見極められないほど高い技術で作り出された偽の映像も混ざっており、SNS全盛時代では誤った情報が瞬時に広がり、回収不能状態に陥る危険とも隣り合わせ。そんな玉石混淆のYouTubeムービーを、専門家が検証して真実かどうかをチェックした上で、報道されたり引用されたり広く共有される価値の高いムービーのみをキュレーションするサービス「YouTube Newswire」が発表されました。

Official YouTube Blog: Eyewitness video on YouTube: your window to the world
http://youtube-global.blogspot.jp/2015/06/eyewitness-video-on-youtube-your-window.html

YouTubeはムービーの真実性を検証するサービスStoryfulと提携して、YouTubeにアップロードされたムービーを検証することで、ジャーナリストが引用できる信頼性に足りかつ報道する価値の高いムービーのみを厳選するチャンネル「YouTube Newswire」をスタートさせます。Storyfulのサービスがどのようなものかは以下のムービーで確認できます。

Mining the Social Web: A look inside Storyful, the world's first social media news agency - YouTube


私たちはジャーナリズムの黄金期にいます。なぜなら、多くの人がスマートフォンでムービーを撮影してすぐにアップロードできるから。


YouTubeには1分間に300時間分のストーリーがアップロードされています。つまりは誰もがカメラマンになりジャーナリストになれる時代だというわけです。


IS(通称「イスラム国」)によって、むごたらしい戦場の映像が、日々アップロードされ、誰もが視聴できるようになっています。


しかし、「このムービーは本物なのか?」という疑念はぬぐえません。疑念があれば引用することはためらわれます。


Storyfulはソーシャルメディア・ニュース・エージェンシーで、世界中のネットワークを活用してムービーの真実性を多角的に検証します。例えば、Google Earthの衛星画像を使って場所を調査。


ムービーに映る場所を検証します。


さらに事実確認のため、世界中の専門家にムービーに映る出来事について意見を求め、状況を正確に把握。さまざまな手段を使ってムービーが事実なのか、偽造・加工された物ではない真実かを確かめています。


「私たちはジャーナリズムをより高めるための技術を作り出そうとしています。現代のジャーナリズムはソーシャルウェブにあると考えています」と語るのはStoryfulのアニー・カーさん。


世界中のありとあらゆる出来事がYouTubeにアップロードされて、共有されるため、ムービーはジャーナリズムにとって重要なツールになっています。


「テクノロジーの進歩によってムービーに映る出来事の真の姿を推測すること。それが信用に足る物かを確かめることが私たちの仕事です」


ショッキングなムービーは、時に社会を大きく動かす力を秘めるもの。


しかし、それが真実ではないとしたら?嘘の情報が瞬時に拡散するという危険性とも隣り合わせです。


アップロードされたムービーが本物かどうか。


信頼に足るものか、共有する価値があるものなのかを見極める作業は必要不可欠。


世界中の専門家に意見を求めて検証し、真実を見抜くこと。


そして、共有すべきものを厳選することが求められています。


SNSがジャーナリズムに与える影響が拡大する現代では、ムービーの中から真実を選び出すことが重要。そうすることで、ソーシャルメディアはソーシャルジャーナリズムになるのです。


YouTubeは2011年のエジプトの抗議集会ムービーを機にStoryfulと提携を進めてきましたが、今回、新たにStoryfulの協力によって真実性が確かめられたムービーで、他のジャーナリストに引用される価値のあるムービーを専用チャンネルYouTube Newswireで公開する予定。以下のページで購読申し込みを行うと、YouTube Newswireからニュースレターで新着ムービーの情報を送ってもらえます。

YouTube Newswire Newsletter
http://storyful.us2.list-manage.com/subscribe?u=a9a19d57119b20e0e0ed3c0a2&id=24e298c57c


YouTube Newswireサービスの他にも、政治的マイノリティーへの権利侵害や公民権運動など政治的に極めて重要でセンシティブな情報のみを掲載するサイト「WITTNESS」をYouTubeは公開。

WITNESS Media Lab | Exploring Citizen Media
http://lab.witness.org/


また、ジャーナリストが報道倫理を養ったり、検証技術を高めたりできるよう、学習ツールを開発して情報共有するためのサイト「First Draft Coalition」を2015年秋に立ち上げることも明らかにしています。

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in ネットサービス,   動画, Posted by darkhorse_log

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