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Appleが「Google Now」に対抗する新機能をiOS 9に搭載する見込み


位置情報や検索データといったユーザーのさまざまな行動に基づいて、予定・天気・交通情報など欲しい情報をちょうどいいタイミングで表示してくれる「Google Now」という機能がAndroidに搭載されています。Apple製品やサービスを専門に手がけるメディア9to5Macが、AppleはGoogle Nowに似た新機能を次期モバイル向けOSの「iOS 9」に搭載見込みであると報じており、iPhoneやiPadにもGoogle Nowと同等の機能が搭載される可能性が出てきました。

Apple’s ‘Proactive’ to take on Google Now with deep iOS 9 search, Augmented Reality Maps, Siri API | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2015/05/27/apples-proactive-to-take-on-google-now-with-deep-ios-9-search-augmented-reality-maps-siri-api/

AppleがiOS 9に搭載する可能性があるのは「Proactive」というコードネームの新機能で、ユーザーのデータやデバイスの使用パターンに基づいて、ちょうどいいタイミングでユーザーに必要な情報を表示するというものです。ProactiveはiOSに搭載されている検索機能「Spotlight」を進化させたものになると見られていて、MapsやSiri、連絡先、カレンダ-、サードパーティ製アプリを利用するとのこと。

9to5Macによると、AppleがProactiveの開発を始めたのは、Google Nowによく似たiOS向けのアプリを開発していた企業のCueを買収したときとのこと。CueがAppleに買収されたのは2013年10月なので、実際にリリースされれば約1年半を経てのお披露目ということになります。


9to5Macが関係者から入手した情報では、ホーム画面に表示されておらず、どこから起動するかの説明もないSpotlightは、Appleが予想していたよりもユーザーに使われていないそうです。そこで、iOS 9にSpotlightの機能を強化したProactiveを導入し、さらに、ホーム画面の左側に配置することで、使用率を上げる狙いがあるというわけ。

Proactiveの画面では、一番上に検索ウィンドウを配置し、その下にカレンダーやPassbook、Mapsのデータに基づいた情報を表示。また、毎朝9時にFacebookを開いたり、毎週土曜日に両親に電話をかけるといった習慣がユーザーにある場合、Faceboookを起動するボタンや、両親に電話をかける通話ボタンをProactive上でお決まりの時間に表示するなど、アプリを活用した利便性の高い機能になるようです。


果たしてProactiveがGoogle Nowを超えるような新機能になるのか、iOS 9が発表される予定のイベント「WWDC 2015」に期待がかかります。なお、Proactiveで収集されたユーザーデータはプライバシーを尊重した扱いがなされるとのことです。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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