ハードウェア

Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」から機能がいくつか削除される見込み


2015年4月にいよいよ出荷が行われる予定のApple Watchは時計だけではなく、メッセージ機能や健康&フィットネスに関する機能が搭載されると言われてきました。しかし、ウォールストリートジャーナルの伝えるところによると、Appleは技術的な問題と法律上の規制から、当初予定していたよりも機能を減らさざるをえないようになっているようです。

Challenge of Apple Watch: Defining Its Purpose - WSJ
http://www.wsj.com/articles/challenge-of-apple-watch-defining-its-purpose-1424133615

Apple dropped several health-oriented features in Watch due to inconsistent performance, may add them later: WSJ | Latest Tech News, Video & Photo Reviews at BGR India
http://www.bgr.in/news/apple-dropped-several-health-oriented-features-in-watch-due-to-inconsistent-performance-may-add-them-later-wsj/

Apple wanted to build a far smarter Watch, but couldn't find the technology | The Verge
http://www.theverge.com/2015/2/17/8050669/apple-watch-sensors-not-good-enough-yet-wsj

当初Apple Watchには健康&フィットネス機能が搭載され、センサーがユーザーのストレス状態や血圧を測る予定でしたが、2014年9月の新製品発表会ではそれらのデモンストレーションが行われず、センサーは搭載されていないように見えました。ウォールストリートジャーナルによると、これは当該機能がAppleの品質基準を満たすものではなかったため。例えば、センサーでストレス状態を正確に測るためには、Apple Watchを乾いた状態の腕にしっかり密着させる必要が出てきますが、常にこの条件を満たすことは技術的に難しいということに加えて、Appleが理想とする付け心地が実現できなくなります。

また測定したデータをもとに助言を行うような機能をつけようとすれば、乗り越えなければいけない法律上のハードルが多く、「4月にリリースする」ということが難しくなってしまうわけです。なお、この他にもAppleは健康に関する機能の搭載を現時点で断念していますが、今後、Apple Watchのバージョンの更新と共に機能が追加されるとも考えられています。

まだ全貌が明らかになっていないApple Watchですが、すでにApple Watch向けに開発されているアプリも存在します。ソフトウェア開発会社のELEKSが公開したのはテスラの「モデルS」を操作できるApple Watchアプリ。

Apple Watch. Tesla Car. How Far Can We Drive Them? | ELEKS Labs
http://elekslabs.com/2015/01/apple-watch-tesla-car-how-far-can-we-drive-them.html


腕につけるとこんな感じ。


画面が小さなApple Watch用にUIなどは変更されていますが、基本的にはiOS向けアプリと同じことが可能で、モデルSの充電状態・航続距離・施錠状況が表示され、ドアのロック・アンロックや、サンルーフを開けることも可能。


車外からエアコンを調節したり地図を表示したりもできるようです。


選択画面などはApple公式が統一を図っているので、以下のような形になります。なお、ELEKSによると、現段階でアプリはiPhoneと接続する形でしか使えないとのこと。


デモムービーは以下から見ることが可能です。

Apple Watch Tesla Car app screencast by ELEKS (unofficial) - YouTube


また、Apple Watch向けのTodoistアプリも開発されています。

Todoist App for Apple Watch - YouTube


Todoistのホーム画面はこんな感じ。「Inbox」「Today」「Projects」「Labels」という項目に分かれています。


「Today」の欄に行うべきタスクが並んでいるので、画面をスクロールしつつ確認。


予定はタッチ操作でも音声でも登録可能なようです。


「Projects」欄はさらに細分化されており、細かなスケジュールを登録・確認できるようになっています。


また、iPhone用のApple Watchアプリも開発が進んでおり、「Companion(仲間)」と呼ばれるアプリの詳細が9to5Macによってリークされています。

Apple Watch iPhone ‘Companion’ app revealed w/ new Watch features, monograms | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2015/01/13/apple-watch-iphone-companion-app-revealed-with-new-watch-features-monograms/

Apple Watchのホーム画面に表示するアプリはiPhoneからカスタマイズが可能で、以下の画像ではカレンダーアプリの位置を調整していますが、このようにレイアウトも自由に変えられる様子。


VoiceOverやズームのオンオフ、グレースケールにすることも可能で、太文字に変更するなどディスプレイの表示を細かく設定できます。


リマインダー機能搭載で、日々の行動の通知やウィークリーサマリーを受け取ることも可能。


「Monogram(モノグラム)」という機能は1~4文字の言葉をモノグラムにしてディスプレイ上に表示できるようにします。


また、マーケティングコンサルタントのTapSenseはApple Watch向けの広告プラットフォームを発表。iPhoneのGPSを利用してApple Watch上に近隣のお店のクーポンなどを表示させたり、Apple Payが使えるようになったりと、新しいデバイス向けのアドネットワークとして注目が集まっていますが、フルスクリーンで広告を表示させるという方法には電力消費の点からも不安の声が上がっています。

TapSense Launches Industry’s First Programmatic Ad Platform for Apple Watch
http://tapsense.com/blog/2015/01/04/tapsense-launches-industrys-first-programmatic-ad-platform-apple-watch/


なお、ウォールストリートジャーナルはこの4月に500万台から600万台のApple Watchが製造されると予想しており、そのうち33%がスポーツモデル、50%が標準モデル、17%が18Kの金が使われたゴールドモデルになるとのこと。価格は標準モデルが350ドル(約4万2000円)でゴールドモデルが4000ドル(約48万円)ほどになると見られています。

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