2015年01月13日 12時32分ソフトウェア

CSSフィルタが標準で有効・HTTP公開鍵ピンニングを実装した「Firefox 35」正式版リリース

By ｍｅｒａ

日本時間の2015年1月13日(火)から「Firefox 35」の正式日本語版がダウンロード可能となっています。バージョン35のデスクトップ版ではCSSフィルタが標準で有効になり、また不正なSSL証明書を見破るための「HTTP公開鍵のピンニング」が実装され、ブラウザに初期登録されていないWebサーバのSSL証明書を検証できるようになりました。

Firefox のダウンロード — 自由な Web ブラウザ — Mozilla
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/

Firefox 35 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/35.0beta/releasenotes/

Android ブラウザなら Firefox - あの人気ブラウザに Android 版が登場
http://www.mozilla.jp/firefox/android/

Android 版 Firefox 35 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/android/35.0/releasenotes/

◆デスクトップ版のダウンロード
自動更新機能によってそのうち自動でアップグレードされるのですが、今すぐ最新バージョンをダウンロードしたい場合は以下から可能です。

・Windows版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-35.0&os=win&lang=ja

・Mac OS X版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-35.0&os=osx&lang=ja-JP-mac

・Linux版
http://download.mozilla.org/?product=firefox-35.0&os=linux&lang=ja

◆追加になった主な新機能
・Firefox Helloにチャットルーム機能が追加されました。Firefox 34のFirefox Helloから通話のUIが一新され、通話中は会話に参加している人数が表示されるようになりました。

その他の詳細な変更点は以下の通りとなっています。

◆Firefox 35デスクトップ版での変更点

○新機能
・Firefox Helloに会話ルーム機能がつきました。
・Mac OS Snow Leopard以降では新しいネイティブAPI経由でのH264(MP4)の利用を組み込みでサポートしました。
・動的なスタイル変更の処理の改善により、応答性が向上しました。
・HTTP公開鍵ピンニングが実装されました。暗号化通信を行うサーバの認証をより安全・確実に行えるようになります。

○HTML5
・JavaScriptの"let"の意味が変更されました。
・Resource Timing APIが実装されました。
・CSSフィルタが標準で有効になりました。
・WorkerからWebSocketが利用できるようになりました。

○開発者
・::beforeと::afterの擬似要素を調査できるようになりました。
・セレクタにマウスオーバーすることで、それにマッチする要素が強調表示されるようになりました。

○修正
・インスペクタ中のコンテキストメニューに「DOMプロパティを表示」が追加されました。
・拡大、もしくは縮小された画像に必要なリソースが減少しました。
・PDF.js がバージョン 1.0.907 に更新されました。

◆Firefox 35Android版での変更点

○新機能
・WiFiと携帯網のシグナル情報を共有してMozillaのジオロケーションサービスを向上に貢献する機能が付きました。これはメニューの設定を開き、"Mozilla" にあるデータ欄の貢献するにチェックすることで有効になります。
・安全な検索のために、Bing検索にHTTPSを利用するようになりました。
・ネットワークエラーページに検索用のダイアログが追加されました。
・Androidのダウンロードマネージャを利用するようになりました。
・動的なスタイル変更の処理の改善により、応答性が向上しました。
・HTTP公開鍵ピンニングが実装されました。暗号化通信を行うサーバの認証をより安全・確実に行えるようになります。
・ブルトン語 [br] とエスペラント語 [eo] がロケールに追加されました。

○HTML5
・JavaScriptの"let"の意味が変更されました。
・Resource Timing APIが実装されました。
・CSSフィルタが標準で有効になりました。
・WorkerからWebSocketが利用できるようになりました。

○開発者
・セレクタにマウスオーバーすることで、それにマッチする要素が強調表示されるようになりました

○修正
・拡大、もしくは縮小された画像に必要なリソースが減少しました。
・プライベートブラウジングモードでダウンロードしたファイルも、ダウンロードマネージャから見られるようになりました