3Dプリンター・3Dスキャナー・レーザー彫刻機能が1台になった「FLUX」
3Dプリンターの登場で物の生産のあり方が大きく変わり、家庭でも立体物などを簡単に作れるようになりました。しかし「FLUX」は3Dプリンターだけでなく、3Dスキャナやレーザー彫刻の機能も搭載しており、家庭での物作りの幅を大きく広げることが可能なマシンとなっています。
FLUX All-in-One 3D Printer - UNLIMITED. ELEGANT. SIMPLE. by FLUX Technology LLC — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/2117384013/flux-all-in-one-3d-printer-unlimited-elegant-simpl
これがFLUX。大きさは30.5cm×26.5cm×55cmで、重さは5.4kg。Mac OS X・Windows・Linuxに対応しており、USB・SDカード・Bluetooth 4.0を使用可能、電圧は100-240Vとなっています。
簡単に組み立てや組み替えができるマシンとなっており、1台で3Dプリンターと3Dスキャナーとレーザー彫刻の機能を搭載しています。
FLUXで何ができるのかは以下のムービーから確認可能です。
FLUXは組み立て式のハードウェア。だいたい20分程度で組み立てが可能です。
完成したらこんな感じ。
操作はスマートフォンのアプリから行えます。
3つの支柱に支えられるようにして、中央に出力口がついています。
ここからフィラメントを出し、立体物を作っていくわけです。
それぞれのパーツはマグネットで接着しているので、モジュールの分解も簡単で、道具いらず。
別のパーツをガシッと掴みます。
ヘッドの部分をつけかえれば、3Dプリンターだったものがレーザー彫刻機に早変わり。出力は200mWです。
木板の表面に絵を描いていけます。
iPadアプリを使えば、手でサクサクっと描いたものを……
簡単にスタンプ化。
こんな感じでスタンプを作ることができます。
台座の上にあるスイッチをオン。
FLUXには3Dスキャナーが内蔵されているので、スイッチを入れるだけで台座が回り出し、立体物をスキャンすることが可能。
3Dプリント機能を使えばその場で立体物の大量生産もできてしまいます。
作ったものの写真やデータをシェアするサービスもあります。
こんな感じでいろいろな立体物のデータを見ることが可能。
データを使えばユニークな小物を自分で作れるようになるというわけです。
詳細なスペックは以下から確認できます。
FLUXは現在製品化のための出資をKickstarterで募っている最中で、目標額10万ドル(約1200万円)のところ既に75万ドル(約8700万円)以上を集めています。599ドル(約7万円)の出資で3Dプリント用フィラメント500gつきのFLUXクラシックバージョンがゲット可能となっており、発送は全世界に対応、日本への送料は別途50ドル(約5800円)が必要となっています。
なお、締め切りは2014年12月22日(月)です。
FLUX ALL-IN-ONE 3D Printer | Print Your Reality
http://flux3dp.com
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