「ラマディの悪魔」として恐れられた米戦史最強のスナイパーを映画化した「American Sniper」予告編
アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALsのスナイパーとしてイラク戦争に従軍し、1999年から2009年までの10年間で150人以上を殺害しアメリカ戦争史最強の狙撃手として名をはせたクリス・カイルさんを、クリント・イーストウッド監督が映画化した「American Sniper」の予告編が公開されています。
American Sniper – Trailer – Official UK Warner Bros. - YouTube
スナイパーライフルを構える1人の兵士。
Navy SEALs最強の狙撃手クリス・カイルさんを演じるのはブラッドレイ・クーパーさん。
映画の舞台は戦争まっただ中のイラク。
アメリカ軍兵士は建物の中を調査中です。
そこへ現われたのが携帯電話で話しながら、兵士たちの姿を見つめる男。
「怪しい動きを確認したらすぐに射殺しろ」と命じられ、カイルさんはグッとスナイパーライフルを握り直します
しかしながら、男性はどこかへ行ってしまいました。
次に姿を見せたのは女性と少年の姿。
「兵士たちの様子をうかがっている女性と子どもを確認。女性は何かを持っているようだ」と本部に報告するカイルさん。
幸せなウェディングパーティーの記憶。
女性と子どもは兵士の様子を見つめています。
葛藤の表情を見せるカイルさん。
愛する妻と子ども。
女性はそっと爆弾を少年に手渡します。
「爆弾だ。女が爆弾を少年に渡したぞ」
本部の命令は子どもの射殺。
頭をよぎる家族との思い出。
戦死した多くの仲間たち。
そして、少年は爆弾を抱えたまま兵士たちに向かって走り出します。
早く撃たなければ仲間が……。
しかし、ターゲットはまだ幼い少年。
娘との楽しい思い出。
少年を撃つことができるのか?
クリス・カイルさんはイラク戦争から帰国後、知人とともにPTSDに苦しむ退役軍人を助ける試みをしていましたが、2013年に射殺され短い命を絶ちました。カイルさんが生前に著した書籍「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」はベストセラーになり日本でも購入可能で、Amazonにはいくつもの秀逸なレビューが投稿されています。
著者が語る通り、狙撃者としての資質は技量よりメンタルによるところがたぶんにあるようだ。相手が女や子供だろうと、彼の必要とする判断基準は自軍にとって敵か否かだけ、その信念に曇りがない。このある意味、開き直りのメンタリティには恐れ入る。愛国者であると同時に、前線の実態を知らない上層部連中を無能、臆病よばわりし、同僚との絆は固い。やんちゃものだが根はいいテキサスの兄ちゃんだったかもしれない。ケロッとしているようだが、家族との葛藤や、戦闘以外でしか生きがいを感じなくなっている自分を正直に語っている。翻訳されていたのをしらず、原書を読んでの感想だが、本題は「アメリカン スナイパー」となっていて、商業主義優先の情報しか触れることがない日本にいる僕らだが、アメリカとは何かをある意味知りたい人にも一読をお勧めする。後日談だが、筆者が自国で、手をさしのべてようとしていた元同胞に殺されてしまうという劇的な結末も非常に現代のアメリカが抱えている問題の根底を暗示していたようで印象にのこる一冊だった。
狙撃手ファンにとって必修とも言うべき希少価値の高い本。かの有名な狙撃手ハスコックより高い成績を残したクリス・カイルが書いたほんで、フォン・マンシュタイン元帥の書いた回想録ほど高い価値がある。なぜかというと、本人が直接ほんで自身の狙撃を語っているから。彼にしかかけない狙撃の生の経験がこの本に書かれている。
この人の言う正義、イスラムの正義、日本の正義、中韓の正義…。
いろいろ考えさせられましたが、一番は、「今の日本にこれだけ“自分の正義”を貫ける人間がいるか」と感じたこと。
日の丸を掲げることすら空気が許さない日本と、戦闘中とはいえこれだけ自分の正義を「相手の死」として押しつけ、貫ける筆者との差を感じました。
誰が正しいとか間違っているとか言うつもりはありませんが、その差を感じたということです。
もう少しミリタリーものとして楽しめるかと期待して買ったのですが、それどころではありませんでした。
個人的には戦争は反対だし、紛争もない平和な世界であって欲しいと切に願う。
しかしながら現実問題として、世界中のいたるところで武力衝突は頻発しており、
「普通に暮らしている人々たち」を守るため、祖国を守るために戦わざるを得ないのも実情である。
シールズというと、精鋭部隊というイメージの他に、荒っぽいとか戦争好きとの印象もあるが、
その反面において彼らがどれほど気を遣いながら前線で戦っているのかも理解できる。
まず彼らのことを少しでも理解したうえで、もう一度読みたい
映画「American Sniper」は2014年12月25日からアメリカで公開開始予定で、日本での公開予定日は未定となっています。
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