巨大ロボに乗る夢をかなえてくれる動作拡大型スーツ「スケルトニクス」
2014年10月7日から開催されている最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」では、世界中の最先端テクノロジーが集結しているわけですが、なんと巨大ロボットに乗ったような気分になれる動作拡大型スーツ「スケルトニクス」がどーんと展示されていました。
CEATEC JAPAN 2014 ( シーテック ジャパン) に参加します | スケルトニクス株式会社
http://skeletonics.com/2014/09/ceatec-japan-2014/
スケルトニクスのブースに到着。探すまでもなく2体もの「動作拡大型スーツ」がそびえ立っています。
ホワイトとブルーの機体がありますが、ブルーの機体が「第5世代」で最新型モデルとのこと。
さっそく人が搭乗し始めました。
瞬く間に巨大ロボに変身!
操縦者の動きがそのまま機体に伝わる構造となっており、まるで自分の体が大きくなったかのように動作します。このまま歩き出すことも可能で、人体では表現できないダイナミックな動きを実現できる拡張スーツです。アクチュエータなどは搭載されておらず、動かす力はほぼ全てが自分の力というものになっており、操縦者には約40kgというスーツの重量と拡大率に比例した負荷がかかるようになっています。
操縦者の頭がロボットの胴体にすっぽり収まるようになっているので、いわば「アップルシード」で使われているようなランドメイトや、攻殻機動隊のアームスーツを簡素化して人力駆動にしたようなもの。
肩の関節部分も操縦者の動きをダイレクトに伝える構造。
指の機構も1本1本まで再現されており……
操縦者が握り込む場所には、ロボアームの指に連動した4つボタンが取り付けられています。ボタンを押すことでスケルトニクスのアームが追従して拳を握ったり、何かをつかんだりすることができます。
ちなみに、指部分のみバッテリー駆動式になっています。
足はしっかりと固定できるようになっているので、安心して歩行もできるはず。なお、開発者の方に「転んだりしないですか?」と尋ねてみたところ、「自転車に乗るようなものです。『これ以上はヤバい』という感覚がわかってくるので、それさえ超えなければ大丈夫です」と説得力のある答えが返ってきました。
なお、CEATECのブースで実際に動いている様子は見ることができなかったのですが、以下のムービーで操縦しているところを見ることができます。
MechanicalSuit Skeletonics on Vimeo
スケルトニクスは日々改良が重ねられており、今後は人力駆動がメインのスケルトニクスから、バッテリー駆動を組み合わせたハイブリッドタイプを製作していくとのことで、完成が楽しみです。
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